Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オールドJBLでクラシックが鳴らない?

2008年04月26日 | ピュアオーディオ

今日、近くにお住まいのスーパーマニアのI氏様がいらっしゃいました。いろいろお話をして行く中で大阪にお住まいのマニアの方が「オールドJBLのユニットを使って色々やったけれどクラシックがまったく鳴らない」とのお話になりました。I氏様のお話では私の所のサウンドを聴いたらどうか?とお話をされたとの事でした。

JBLの古いユニットには「古い頑固な評論家のこじ付けみたいな迷信」を信じている人が多いことに驚かされました。

「クラシックはタンノイ、JAZZはJBL」・・・これは本当なのでしょうか?私はクラシックもJAZZも関係ないというスタンスを持っています。

ユニットは「電気信号を物理的振動に変換する」モノですから、優秀な物は「有りの儘」変換してくれる物だと思っています。

その点、古いJBLのユニットは素晴らしいユニットだと思います。JBLのプロ用ユニットの方が(新しいユニットの方が)ユニットとしては退化していると感じています。

JBLの#075(16Ω)タイプでヴァイオリンがふわりとした感覚でなめらかに奏でさせることが出来ます。このユニット(075)は今は使っていませんが#2405の方が上の方が伸びているのと音色(シンバルの音色)が好きなので交代させました。しかし#075の下の方の帯域の分はLE85+蜂の巣や175DLHでチャンとフォローして使っています。

私のシステムではクラシックもJAZZも同じシステムのままで何処も調整なしで聴くことが出来ます。

クラシックでもJAZZでも「音」に変わりは有りません。CDやLPに入っている情報を出来るだけそのままSPから出すようにしているだけです。

「オールドJBLでクラシックが聴けない?!」は多分に装置に対する偏重的未熟者の方の「泣き言」だと思います。つまりは「使い方」や「装置の選び方」、「トータル的なまとめ方」の理屈が理解されていないからだと思います。

CDPやアンプ、SPのセッティングや接続するケーブルに対するノウハウの欠如だと思います。これは考え方や情熱にも絡んできます。まず良い音を聴くことですね。「良い音を知る」事が必要です。そして自分の音のイメージをしっかり持つことです。


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2 コメント

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昨日は、お世話になりました。 (ishibashi)
2008-04-27 12:25:53
しきさんの言われる通りだと思います。

私が言いたかった事の全てを表現されて私も何か吹っ切れるものがありました。

今後共宜しくお願いします。
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I様コメントありがとうございます。 (トレイル)
2008-04-27 14:21:22
この回は「観念的」な考え方をテーマにしましたが、続編として「実践編」を今夜書くつもりでした。実際にはどうすればクラシックもJAZZも一緒に出来るか?の手段や対策のお話になります。
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