Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

D130系のサウンドが好みかもしれない・・・

2015年07月10日 | ピュアオーディオ


私はD130系の軽く反応の早いサウンドが好みの様だ。自宅のSP-707JシステムやサブのD208システムが特にお気に入り。



今では中々奇麗なD130(16Ω)のユニットを手に入れるのも容易ではない。それはD208(8Ω)・D216(16Ω)も同じ状況。何故なら1950年代のユニットだからだ。今から60年以上前のユニットになる。



高能率で軽い低音は非常に肌触りが良いと云う感触。世の中ワイドレンジを狙って、能率を犠牲にして再生周波数帯域を30Hz付近に下げようとしているユニットが多い中で、40Hzぐらいしか出ないD130の方により音楽性を多く感じる。

D208はD130を20cmサイズにしたモノで、同じ20cmユニットのLE8Tとは性格が異なる。「LE」が付いているユニットは「低域対策」がされたユニットで有る事を意味している。LE15やLE15Aも低域対策がなされ、30Hz付近の再生が可能になっている。

これらのユニットを使うにはそれなりに知識や技術・ノウハウを持たざるを得ない。D130の能率は101dbも有る。パワーアンプに1Wも有れば100dbの音量が得られる。だから自宅のシステムにはWE101Dppアンプ(1.4W/ch)のパワーアンプを組み合わせている。パワーよりも質を求めているからだ。2W以下のパワーアンプが奏でる世界は、現在のハイパワートランジスターアンプの世界とは違う表現力をして来る。だからと云って万人にはお勧めはしない。


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