五ツ星お米マイスター西島豊造の「豊かに造ろう」

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えちゃけな米

2017年12月12日 14時58分44秒 | Weblog


JA小松市は、2015年にJAブランド米「えちゃけな」を発表した。

開発のきっかけは2015年11月に、小松市で開かれた国内外の米を評価する「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」の地元開催に合わせ、金賞を目指そうと農家・市・JAが一体となり、お米づくりプロジェクトを始めた事である。

名称の「えちゃけな」とは石川県の方言で「かわいらしい、愛らしい」という意味。

33農家が手を挙げ、計11ヘクタールで栽培を始めた。
化学肥料を一切使わず、有機肥料を5種類以上使い、追肥や乾燥などすべて別工程を施した。

その、わが子を愛でるように育てあげた数量限定のお米が、JA小松市ブランド米「えちゃけな」なのである。

スタートは順調だったと思うが、悔しいかな、直ぐに行く詰まってしまった。
原因は、産地と消費地とのコンタクトのミス。

当初、JA小松市から、常に産地情報が手に入り、それを武器に販売展開をしていく予定であった。
しかし蓋を開けてみると、待てど暮らせど、産地からの情報は来なかった。

新しく販売を始めたばかりのブランド米だったため、知名度が全くなかった。
「美味しい」というだけでは、「石川県のお米」というだけでは、「地域ブランド米」というだけでは、消費地では売れない。

売るためには、食べてもらうためには、手を出しやすい環境を作ってあげる必要がある。
それが、消費者が欲しがっている産地情報だったのである。

なのに、その貴重な情報が、産地から得られなかった。
そしてそれが続いたことで、産地との摩擦にまで発展してしまい、取り引きしてくれていた米卸も手を引き、自分も、一度は販売を諦めた。

であるが、再度挑戦していくことが決まり、現在の店舗の玄米箱には、シッカリと「えちゃけな」は入っている。

そして今日の午前中。
JA小松市と、現状についての話と、これからの話をした。

食味値は昨年よりも高くなっている。
口に入れると、直ぐに甘さが広がる特徴も出ている。
欠点としては、水加減の微妙なコントロールが、微妙に難しいということ。
であるが、この水加減が判ると、「えちゃけな」としての美味しさは、一気に発揮できる。

産地では判らない、消費地ならではの情報。
青をつき合わさないと、知ることが出来ない情報。

今度こそ、JA小松市ブランド米「えちゃけな」は、この情報交換を、武器としていくことが出来るか。
試される年となるだろう。
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