仏教を楽しむ

仏教ライフを考えるコラムです。浄土真宗本願寺派僧侶

感謝ということ

2017年07月13日 | 苦しみは成長のとびら
『産経新聞』に曽野綾子さんが「透明な歳月の光」を毎週水曜日に連載しています。昨12日、高齢者に向いた仕事は、病人の見舞いであり、また次のようにありました。

ほんとうは病人にも、実は義務かあるだろう、とは思われる。それは自分を気にかけてくれる人の行為に感謝するという義務である。病人にも義務はあっていいのだ、などというと残酷に思われるかもしれないが、少なくとも、多くの病人は心の病人ではないのだから、こうした判断ができる場合も多いだろう。
 もちろん病状によっては、辛くてその義務を果たせない人もたくさんいる。だから友人を見舞わない、という思いやりも時には要る。(以上)

言葉が目に止まったのは、先日(29.7.8)築地で毎月開催されている『がん患者・家族語らいの会』で“生きている実感・生かされている実感”という二者が話題となりました。その時の内容はともかく、この“生かされているという実感”は、自分の側の生きる努力や願望、生きる力といったものが、そぎ落とされた時に実感されていくものだと思われます。まさに病気になったときに開かれていく実感です。そのときに表出するのが感謝です。

その感謝を人に伝えることが、病にになって出来る徳目であるようです。
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