「宇都宮・バンバ地区再開発:にぎわい復活の起爆剤に 事業協力者に清水建設など3社 期待の一方、静観も /栃木」という見出しで2月8日の毎日新聞に掲載された。
構想ではビル下部を商業施設や文教施設の入る7~8階建てとし、西側上部は最高30階程度の高層マンション(150~200戸の分譲)の一体型ビルにする予定だそうだ。
宇都宮市中心街の二荒山神社横では、近年だけでも民間商業ビルの「うつのみや表参道スクエア(2007年)」、民間分譲マンション「シティタワー宇都宮(2009年)」と二つの大規模建築物が完成した。
その結果、どれだけ中心街が活性化したのだろうか?その効果に対し綿密に調査分析を行ったのだろうか?皆さんはどう思われるだろうか?
何故ならこの二つの民間の建築物には、国・県・市から莫大な補助金が支出しているのだから。
二荒山神社の右側にある民間商業ビル「表参道スクエア」は総事業費66億円の内、約24億円もの補助金がつぎ込まれ、更に宇都宮市は約19億円で5階と6階のフロアを買い取っています。つまり合計約43億円が皆さんの税金。総事業費の約65%にもなります。
二荒山神社の左側にある県内一の超高層民間分譲マンション「シティタワー宇都宮」は総事業費約77億円の内、約40億円もの補助金がつぎ込まれています。約51%が税金です。
この二つだけでも83億円という皆さんの税金が「市街地再開発」を名目に使われています。
でも一切の事後検証は行っておりません。
何故なら、費用に見合うような効果は全く得られていないからです。
「表参道スクエア」なんて既に閑散としたゴーストビルと化しています。
この10年程度の市街地再開発では、JR宇都宮駅西口の再開発でやはり民間の分譲マンションやホテルのために、国・県・市から合計約39.4億円の補助金が「市街地再開発」の名目で使われています。皆さんの税金です。
JR西口と中心街だけで約122億4千万円という税金がすでに使われています。
「市街地再開発」という名目で、民間業者のために。
大多数の一般市民には何のメリットも、実は近隣の商店街にもほとんどメリットをもたらさないという事実があるにも関わらずです。
122億もあったら他に使うべき事や、もっと有効な活用法は山のようにあるのではないでしょうか。
それなのに宇都宮市は一部業者や地主の懐だけが温かくなる再開発をまだまだ続けようと目論んでいます。
今回の「バンバ地区」だけではなく「大手地区」でも市街地再開発名目でのマンション建設が秘かに進行中です。
残る「千手・宮島地区」でも私が知らないだけで秘かに動きがあるのでしょう。
役所に経営能力なんて無いし、まちづくりなんて出来る能力はないのですよ。
だから大手デベロッパー(ゼネコンなどの開発業者)にオンブに抱っこで、全国同じような個性の欠片もない無機質な街の顔が、ミニ東京が出来るんですよ。
ゼネコンにとっては大幅に縮小した公共事業の変わりに、新たな税金での儲け話しでしかないし、それに群がる地元の地主や業者や政治屋の食い物になるだけ。
そこに何の未来がある?
欺されるのも大概にしたら!?
宇都宮市民もいい加減に目を覚まそうよ!
以下、新聞記事です。
■『宇都宮・バンバ地区再開発:にぎわい復活の起爆剤に 事業協力者に清水建設など3社 期待の一方、静観も /栃木』(毎日新聞 2012年2月8日 地方版)
宇都宮市中心部のバンバ地区(同市馬場通り2)で再開発を目指す「バンバ地区再開発準備組合」(斎藤高蔵理事長)の事業協力者が清水建設など3社に決まり、再開発計画が本格的に始動した。同組合は今後、事業計画を策定し、市が12年度末に都市計画決定。16年度中の完成を目標にしている。市や関係者は「中心市街地ににぎわいを取り戻す起爆剤に」と期待する。一方、詳しい事業内容が決まるまで静観する地域住民も多い。【吉村周平】
再開発が予定されているバンバ地区は「MEGAドン・キホーテ」が入る大型商業施設などの建つ、大通りに面した約1・3ヘクタールの一帯。二荒山神社近隣の一角で、周辺には「宇都宮パルコ」(97年オープン)▽複合施設「うつのみや表参道スクエア」(07年)▽高層マンション「シティタワー宇都宮」(09年)--が相次いで完成した。
準備組合は昨年4月に発足し、36人の地権者中27人が参加している。事業協力者の募集に対し、清水建設と大和ハウス工業、三井不動産レジデンシャルが合同で提案した企画が最も実現性が高いと判断し、先月31日、正式に協定書を締結した。
具体的な入居施設は未定だが、構想ではビル下部を商業施設や文教施設の入る7~8階建てとし、西側上部は最高30階程度の高層マンションの一体型ビルにする予定。150~200戸の分譲マンションを検討している。斎藤理事長は「モノを消費する施設だけでなく、人が集える場所となるような文化施設も考えたい。精度の高い事業計画を早めに作成し、地権者の理解を得たい」と話している。
バンバ地区の再開発に、近隣住民は「魅力的なビルが建って人通りが増えるなら歓迎」(60代男性商店主)、「若者が戻ってくるような施設を考えてほしい」(60代主婦)と歓迎の姿勢だが、「具体的な事業計画が分からないと何とも言えない」(64歳男性商店主)と静観する声も多く聞こえてくる。
市市街地整備課再開発室は「近隣商店の中には競合しないか不安な方もいる。今の時代にあったにぎわいを創出し、オリオン通りなど近隣商店街にもプラスの波及効果を得られる施設にしたい」と話している。
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120208ddlk09040193000c.html
構想ではビル下部を商業施設や文教施設の入る7~8階建てとし、西側上部は最高30階程度の高層マンション(150~200戸の分譲)の一体型ビルにする予定だそうだ。
宇都宮市中心街の二荒山神社横では、近年だけでも民間商業ビルの「うつのみや表参道スクエア(2007年)」、民間分譲マンション「シティタワー宇都宮(2009年)」と二つの大規模建築物が完成した。
その結果、どれだけ中心街が活性化したのだろうか?その効果に対し綿密に調査分析を行ったのだろうか?皆さんはどう思われるだろうか?
何故ならこの二つの民間の建築物には、国・県・市から莫大な補助金が支出しているのだから。
二荒山神社の右側にある民間商業ビル「表参道スクエア」は総事業費66億円の内、約24億円もの補助金がつぎ込まれ、更に宇都宮市は約19億円で5階と6階のフロアを買い取っています。つまり合計約43億円が皆さんの税金。総事業費の約65%にもなります。
二荒山神社の左側にある県内一の超高層民間分譲マンション「シティタワー宇都宮」は総事業費約77億円の内、約40億円もの補助金がつぎ込まれています。約51%が税金です。
この二つだけでも83億円という皆さんの税金が「市街地再開発」を名目に使われています。
でも一切の事後検証は行っておりません。
何故なら、費用に見合うような効果は全く得られていないからです。
「表参道スクエア」なんて既に閑散としたゴーストビルと化しています。
この10年程度の市街地再開発では、JR宇都宮駅西口の再開発でやはり民間の分譲マンションやホテルのために、国・県・市から合計約39.4億円の補助金が「市街地再開発」の名目で使われています。皆さんの税金です。
JR西口と中心街だけで約122億4千万円という税金がすでに使われています。
「市街地再開発」という名目で、民間業者のために。
大多数の一般市民には何のメリットも、実は近隣の商店街にもほとんどメリットをもたらさないという事実があるにも関わらずです。
122億もあったら他に使うべき事や、もっと有効な活用法は山のようにあるのではないでしょうか。
それなのに宇都宮市は一部業者や地主の懐だけが温かくなる再開発をまだまだ続けようと目論んでいます。
今回の「バンバ地区」だけではなく「大手地区」でも市街地再開発名目でのマンション建設が秘かに進行中です。
残る「千手・宮島地区」でも私が知らないだけで秘かに動きがあるのでしょう。
役所に経営能力なんて無いし、まちづくりなんて出来る能力はないのですよ。
だから大手デベロッパー(ゼネコンなどの開発業者)にオンブに抱っこで、全国同じような個性の欠片もない無機質な街の顔が、ミニ東京が出来るんですよ。
ゼネコンにとっては大幅に縮小した公共事業の変わりに、新たな税金での儲け話しでしかないし、それに群がる地元の地主や業者や政治屋の食い物になるだけ。
そこに何の未来がある?
欺されるのも大概にしたら!?
宇都宮市民もいい加減に目を覚まそうよ!
以下、新聞記事です。
■『宇都宮・バンバ地区再開発:にぎわい復活の起爆剤に 事業協力者に清水建設など3社 期待の一方、静観も /栃木』(毎日新聞 2012年2月8日 地方版)
宇都宮市中心部のバンバ地区(同市馬場通り2)で再開発を目指す「バンバ地区再開発準備組合」(斎藤高蔵理事長)の事業協力者が清水建設など3社に決まり、再開発計画が本格的に始動した。同組合は今後、事業計画を策定し、市が12年度末に都市計画決定。16年度中の完成を目標にしている。市や関係者は「中心市街地ににぎわいを取り戻す起爆剤に」と期待する。一方、詳しい事業内容が決まるまで静観する地域住民も多い。【吉村周平】
再開発が予定されているバンバ地区は「MEGAドン・キホーテ」が入る大型商業施設などの建つ、大通りに面した約1・3ヘクタールの一帯。二荒山神社近隣の一角で、周辺には「宇都宮パルコ」(97年オープン)▽複合施設「うつのみや表参道スクエア」(07年)▽高層マンション「シティタワー宇都宮」(09年)--が相次いで完成した。
準備組合は昨年4月に発足し、36人の地権者中27人が参加している。事業協力者の募集に対し、清水建設と大和ハウス工業、三井不動産レジデンシャルが合同で提案した企画が最も実現性が高いと判断し、先月31日、正式に協定書を締結した。
具体的な入居施設は未定だが、構想ではビル下部を商業施設や文教施設の入る7~8階建てとし、西側上部は最高30階程度の高層マンションの一体型ビルにする予定。150~200戸の分譲マンションを検討している。斎藤理事長は「モノを消費する施設だけでなく、人が集える場所となるような文化施設も考えたい。精度の高い事業計画を早めに作成し、地権者の理解を得たい」と話している。
バンバ地区の再開発に、近隣住民は「魅力的なビルが建って人通りが増えるなら歓迎」(60代男性商店主)、「若者が戻ってくるような施設を考えてほしい」(60代主婦)と歓迎の姿勢だが、「具体的な事業計画が分からないと何とも言えない」(64歳男性商店主)と静観する声も多く聞こえてくる。
市市街地整備課再開発室は「近隣商店の中には競合しないか不安な方もいる。今の時代にあったにぎわいを創出し、オリオン通りなど近隣商店街にもプラスの波及効果を得られる施設にしたい」と話している。
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120208ddlk09040193000c.html
一市民として市中心部の活性化を期待していますがこの調子では。と寂しく感じます。
どうせ建てるなら、せめて群馬県庁を抜いて、北関東一という称号(いやはや、とっても卑屈な称号だが)くらいは、せめて取ってほしい。
てことは、35階以上はないとね。
失敗も十分あり得る
にも関わらず別の面で見れずに税金収入だけでしか語れないなら再開発について触れない方がいいぞ
「マンションや商業施設に税金使うな!」
それじゃ、再開発に一切お金を使うなってことですかね?
これが議員を目指す人の考えなのか…
だったらどのように活用するのが便利なのでしょうか?
提案が全く無い。
他とはなんですか???
つまり、この記事は説得力が全く無いのです。
もし効果的な最善策を発案できる力があるのであれば、もっと早く栃木県議会改革が出来るはずです。
お手本を見せて頂きたい。
税金を最大限有効に使える歴史に残るような再開発改革が提案できるのですか?
市街地空洞化を数カ所の再開発だけで改善できる訳がありません。
では、再開発は一切行わず、市街地を野放しにするとでもおっしゃるのでしょうか。
二荒山神社付近の再開発は宇都宮市民の誇りです。
見違えるように美しくなりました。
再開発には賛成ですが、個人的には超高層マンションを作り、ビルを集約して、もっと市街地に公園などの憩いのスペースを作って頂きたい。
29階建て分譲マンションの建設事業化がほぼ決定しました。
構想から四半世紀。
宇都宮市民として、とても喜びを感じています。
やはり現職と挑戦中の方の「想い」には大きな隔たりがある事が理解できました。
市街地に住む自分に取って、人口が増加し美しくなる街は誇りに思います。
私はこれからも、市街地再開発を応援しています。