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カルメン(日本オペラ振興会)2017

2017-02-12 | オペラ
カルメン(日本オペラ振興会)2017

作曲:ビゼー、指揮:山田和樹
演出:岩田達宗
美術:増田寿子、衣裳:半田悦子
演奏:日本フィル
出演:カルメン:ミリヤーナ・ニコリッチ、ドン・ホセ:笛田博昭
   エスカミーリョ:須藤慎吾、ミカエラ:小林沙羅

Pres des remparts de Seville, Chez mon ami Lillas Pastia,...と歌うセギディーリアと、Tra la la la la la la la ...と歌うジプシーの歌が良く似ていて、メロディーが混ざってしまう。あるいは他の旋律なのかも知れないが複数個所に出てくる。

ハバネラの前の女声合唱が美しい。3幕前、4幕前の間奏曲は緩やかにゆったりと流れて、物語とは逆の印象を奏でて美しく演奏される。

最初と最後の子供の合唱は行進曲。楽しそう。

最初のミカエラの歌は独唱風だけどドンホセとの2重唱。重唱は泥棒たちの6重唱、女3人の3重唱、ドンホセとエスカミーリョの2重唱、ドンホセとカルメンの2重唱など多数あるが物語が凄すぎのせいか、いまいち落ち着いて聞いていられない。

合唱が多い。ソリストとのアンサンブルも聴き所。闘牛士の歌とか。

演出は落ち着いた感じ。美術も同様で地味。大きな石造り風の壁をベースにして、これの配置を変えて各場面を作っていた。最後の闘牛場の場面では柵を使って、その門を3回くらい繰り返し開けてそこから民衆が押し出してくるような演出を使った。美術は民衆や兵隊には庶民的な衣装や地味目な制服が使われたが、主役級には現代風な衣装が使われていた。2幕目のエスカミーリョはソフト帽にスーツ、3幕目のカルメンはパンツ姿だった。

ニコリッチは強烈に強く低い声の迫力。笛田も声量豊か。須藤も迫力があって、闘牛士の歌は十二分の貫禄があった。最後の幕の闘牛士の衣装はそうでもなかったが2幕目のスーツ姿はかっこ良かった。小林は良く通る強い声。

合唱のど迫力が良かった。合唱あってのカルメンだ。

演奏は軽快でしっかり、くずれず安定している。すみずみまでおろそかにせず行儀がよい印象。

17.02.05 東京文化会館
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