おばちゃんの映画と本の備忘録 

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我らがパラダイス 林真理子

2017-07-18 05:34:03 | 本 2017年
都心にあり
日本でも屈指のサービスを受けられる
介護施設
セブンスター・タウン

超お金持ちが
多額のお金を払って入居している

そこで働く人々は
当然給料もいいので有能だし
人数も足りてるから仕事にも余裕がある

しかし
その介護士や看護師 事務受付などの人々は
自らの親には十分な介護ができず
悩んでいた

困りに困った一人が
親をセブンスター・タウンの空き室に連れてきて
隠れて世話したり
痴呆になった入居者を
離れた別の施設に送り
代わりに自分の親を入居させたり・・・

どうしようもなくて
思わず殺人まで起こしそうになるくらい
追い詰められて
とってしまった行動

その親も子も
決してそれまで怠けてきたわけではないのに
一生懸命働いてきたのに
どうしてこんな不平等が起きる世の中なのか

自分の親はもういないけど
これからは介護されるようになるかもしれない立場としては
身につまされる

気になった個所

ペット

年寄りが飼っている犬や猫は
たいてい年をとっている

面倒みられなくなり
引き取り手がない場合
むごいようだが
保健所に持って行った方が
幸せってこともあるんだよ
独居老人が死んで一カ月後に発見される
するとね
飼ってた犬や猫は餓死している
もがき苦しんだ後があるって・・・

入居する時のプラン

入居金が高く月々の支払いが安い
入居金が安く月々が高い

どちらを選ぶか
あと何年生きるかを予想して決める
親を施設に入れるというのは
こういうむごい思案をすることなんだ

クモ膜下出血で倒れた老婆

すぐに提携していた病院に運ばれたから
一命は取りとめたが意識はない
救急車を呼んでいたら
助からなかったって

それがよかったんですかねえ
(結局彼女は意識が戻らず
しばらく寝たきりのまま亡くなる)

ラスト
そんなこと出来ますかねは
年寄りの悪いクセだ
出来ますかねは自分を小さくしている

自分たちのパラダイスは
自分たちでつくりましょうよ

結局
自分たちで介護施設のようなものを
作ってしまうんだね

これだってお金があるからできること
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