おばちゃんの映画と本の備忘録 

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霧のむこうのふしぎな町 柏葉幸子

2017-03-13 05:45:46 | 本 2017年
アニメ映画「耳をすませば」に出てくる
男の子 天沢聖司 が作中に読んでいたという作品

後に宮崎駿さんが
アニメ化しようとしたが叶わず
「千と千尋の神隠し」を作るとき
参考にした物語だそうな

小学中級向け児童書


主人公は上杉リナ
小学校6年生

夏休み
静岡から東京と仙台で乗り換えて
一人でやって来た
とある場所

どこだろう

訛りがすごい

お父さんに行ってみたらと勧められて
夏休みにやってきた「霧の谷の町」

地図にもない所

入り口には霧が出ていた
それで霧の谷の町

町の中にずっと霧が出ているわけではない

リナの傘
白地に赤の水玉模様
柄の先には
ピエロのにいっと笑った顔がついている

その傘が
風と共に道案内してくれた


向かった先には6軒の家があった
めちゃくちゃ通りという

そこは魔法使いの子孫が住んでいる所だった

リナが寝泊まりするのは
そのうちの一軒
ピコット屋敷と言う下宿屋

おそるおそる入っていくと

管理人のような存在の怖そうなおばあさんがいた


「挨拶もできないのかい」
と言われ

「お世話になります」
と言うと

「誰が世話するって言った」

「それじゃあ帰ります」

「誰が帰れと言った」

泣きそうになるリナ

「ここでの生活費は自分で働いて稼ぐのだ」
と言われる

そういうわけで
それから
本屋
古道具屋
おもちゃ屋で働くことになる

リナは家では自分の着ていく洋服も
決められないほどだったのに
何でも自分でやらなければいけない

仕事をし
いろんな人と交流していくうちに
人との付き合い方も学んでいく

褒めるところは褒め
本音で他の人と話せるようになっていく

ピコットばあさんの
意地悪な言葉もうまくかわせるようになる

魔法使いの子孫と言っても
魔法を使えるわけではなく
いろいろ不思議なところがあるという感じ

たとえば
そこではいろんな四季の花が一緒に咲いているが
それは
ピコット屋敷に住んでいるイッちゃんという発明家が
四つの季節のために
四つのストーブを焚いているからなんだ

おもちゃ屋さんのマンデーのところにある色
不思議なネーミングの色

六月の風の色
十一月の海の色
だんろの中のほのおの色
西に沈む太陽の色
山の湖の色

どんな色なんだろう

リナの好きなのは
燃えているようでどこかさびしげな
西に沈む太陽の色だって

わがままで暴力をふるう王子を助けて
その横柄な態度に
働かざる者食うべからずと
お説教もする

そんなこんなで
帰るころには
すっかりたくましくなるリナ

この辺が「千と千尋の神隠し」の千尋と
同じだよね

すると湯婆婆(ゆばーば)は
ピコットばあさんがモデルだ

まだ夏休みは一週間残っているのに
おばあさんからもう仕事はないから
帰れと言われる

傘は置いて行けと

その傘は半年前におばあさんが
リナのお父さんに送ったものだった

つまり招待状みたいな感じかな

なんとお父さんも30年くらい前に
ここにきていたのだ

おまえよりもう少し見どころがあったから
3年も傘を貸してやったんだなんて言われる

その傘を置いていけということは
二度とここへは来れないんだと
がっかりするリナ

霧の谷を出てから
おばあさんが持たせてくれた袋を開けてみる
みんなからのおみやげが入っていた

そして袋の底にはあの傘が!!
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