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三住期の生き方:縁生期

2017-08-09 13:57:21 | 三住期
三住期のはじめ、縁生期(えんしょうき/誕生から、学び、社会に出るまでの時期)は、楽しみもありますが、苦しみが生じる時期です。

縁生期だけでなく、縁維持期においても、苦しみが生じれば、苦しみとの縁を滅するようにすれば、苦しみは滅することができます。

ときどき、「生んで欲しいと頼みもしないのに勝手に生んで」と、両親を非難する子供がいます。

本人も苦しいのでしょうが、子供本人に無明があるから、この世に誕生して来たのです。

無明(むみょう)とは、智慧が暗いこと、および、煩悩(ぼんのう)の集まり、のことです。

本人の無明が原因となり、生まれたい、生まれたいと、志向して、両親が縁になって、
本人の肉体がこの世に誕生します。そして、誕生した肉体に名前が付けられます。

本人の無明が原因で、この世に誕生してきているのです。

なぜ、このように言えるのかと言えば、輪廻転生から見れば、死ぬときの逆が、誕生だからです。

普通、「自我」と「想い」と「五つの知覚(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚」を合わせた七つの知覚がありますが、想いが無になりますと、自我(マナ識)に引っ付いていた意識(アラヤ識)が分離して、肉体の外に出てしまいます。これは、幽体離脱ではありません。

肉体は死んでも、意識は死なずに肉体の外に出て行きます。この意識に、今世と前世からの記憶や負債(カルマ)が付着しているのです。

そして、前世からのカルマが付着した意識が、輪廻転生していくのです。


少し脱線しましたので話しを元に戻しますと、意識に付着しているのが「無明」なのです。

私たちは、本人の無明が原因で、両親を縁にして、この世に誕生してきたのです。

どうしようもない人たちが、人類なわけです。

自分もどうしようもないけれど、ほかの人たちもどうしようもない人たちばかりなのです。

どうしようもない人たちがつくる世の中は、どうしようもない世の中なのです。

釈尊は、一切は苦しみである、人生は苦しみである、と言われました。

これは、真理、です。


しかし、どうしようもない世の中だからと言って、どうしようもない自分だからと言って、とても苦しいからと言って、自殺をしてはなりません。

自殺をすると以前の無明(負債)は残ったままで、さらに、この世での負債(カルマ)が加わりますから、現在より状況は悪くなります。

自殺は解決にはなりません。


対処療法として、まず、想わないこと、考えないことです。

考えると、想うと、苦しくなります。


「虚妄不実(こもうふじつ)」という言葉があります。

虚妄とは、まぼろしである、嘘である、という意味です。

不実とは、実体が無い、本質ではない、という意味です。


考えや、想い、そのものは、まぼろし、すなわち、嘘のもの、なのです。

まぼろしや、嘘のもの、を対象にして、考えたり、想ったりしますと、疲れてきて苦しくなりますよという、昔からの心理面の教えなのです。

縁が生じますと、苦しみが生じやすくなります。

縁を滅して生きますと、苦しみは滅していきます。
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