ニルヴァーナへの道

究極の悟りを求めて

今回のチベット弾圧に関していろいろ思う

2008-03-23 13:50:31 | ダライラマ



今回のチベット問題に関しては、明らかに、朝日新聞はやる気がない。
購読している新聞を見てもそれはよく伝わってくる。
このことは、西村幸祐さんのブログでも指摘されている。
現在の中国政府をあまり批判したくない「中国御用新聞」の朝日としては、嵐の過ぎ去るのをじっと待っているという心境だろう。

が、アメリカの下院議長であるペロシ女史が、急遽インドのダラムサラを訪れ次のようなメッセージを世界に向けて発した。

「If freedom-loving people throughout the world do not speak out against China's oppression in China and Tibet, we have lost all moral authority to speak on behalf of human rights anywhere in the world」
(もし世界中の自由を愛する人たちが、中国やチベットで行われている人権抑圧にたいして抗議の声を挙げなければ、私たちは、世界の他のすべての場所における人権擁護のために発言する道徳的権威を失ってしまう。)

朝日は、このペロシ女史の前半部分を紹介しているが、後半部分はカットしている。
今回の中国の殺戮に対して積極的に抗議の声を挙げていない朝日としては、後半部分は都合が悪かったのだろう。
それにしても、中国当局の「北京五輪の妨害を狙ったダライ集団が画策、扇動した暴動だ」という声明に何の批判もしないのだろうか。これは明らかに中国側の事実の捏造、でっち上げだ。朝日はこの声明をありがたく押し頂くのだろうか。いくらなんでも、それはないですよ、の一言も発せられないのだろうか。ダライラマ法王のCNN-IBNインタビューでも見て下さい。あなた方が警戒しているユーチューブにアップされていますが。そんなこともいえないほど、中国政府のロボットと化しているのだろうか。これではオウム真理教のマインドコントロールを笑えない。
この声明は、まさに、中国の政治行動の本性をはしなくも露呈したということができるのではないかなと思う。毒入り餃子の事件についても、中国の姿勢に怒り心頭に達した人も多かったのではないだろうか。自分の都合の悪いことは、事実のでっち上げ、捏造してでも自分の正当化を図るというのが、漢民族の本性ではないのか。この延長線上に南京虐殺事件のデッチ上げがあることは間違いない。
まさに、ペロシ女史が述べているように、今回のチベット人に対する中国の弾圧に対する姿勢は、本当の人権を守る覚悟を持っているか否かが、問われる試金石、リトマス試験紙になるだろう。朝日は明らかにダブルスタンダードを中国に対しては適用している。要は、チベット人の人権なんてどうでもよいのだ。

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