紀元前13世紀ごろ、モーセはイスラエルの民を出国させようとするがエジプトの王が許可しない、そこでアブラハムの契約したあの神に祈る、すると、
「私は エジプト人の長子を殺しつくすであろう」
それで、エジプトの王の決意を翻意(ほんい)させるというのか。
その夜、全エジプトに悲鳴と絶叫が響く、エジプト人の長男が次々に死んでいった。これを推理・分析すると、
「当時のエジプトでは 長男は イチバン低いところで寝る習慣があった」
そこで、ある種の、このケースでは火山性の有毒ガスにやられた可能性が浮上、そう火山である、どうしたプロセスか、その前に一家の跡継ぎの長男がイチバン地面に近いところで寝た理由を・・・学生時代イタリアを旅しローマを歩く、意外に小さい、シーザーがブルータスがネロがアグリッパそれにコンスタンチス帝が、
「ああ 中学生の時に 来たかったなあー」
ほてったほおを大理石の柱に当てると、
「ひゃっこい いいきもちだ」
八月だった、
「大理石の建物には こういう役割があるんだな」
後継ぎを涼しい場所で寝かせる習慣だったのかもしれない。
火山の有毒ガスの一種は空気より重く、地面を這うように進む、それで地面近くの長男だけがやられた、そこには事実と信仰の見事な結婚がある、こうしてユダヤ人の神話は成立していったんだろう。
しかし、これらすべてが神の計らいだとしたら、これがユダヤ人の発想になるようだ。