日本いきいき倶楽部

地球環境問題から地域創生、少子高齢化など様々な社会問題について、日本いきいき倶楽部で提言いたします。

「日本いきいき倶楽部」(145)「いきいき型AI社会」4

2017年11月14日 09時23分56秒 | 日本の未来
「日本いきいき倶楽部」(145)「いきいき型AI社会」4
「いきいき型ベーシックインカム」3

海外での風景でも、「ベーシックインカム」の話題が出ていました。
その時、皆さんいきいきと前向きに受け止めておられましたので、驚いてしまいました。
きっと、AIに職場が奪われてしまう深刻な事態に、今の所なっていないため、「今の職場が安泰だ・・・」と勘違いしておられるようだと思いました。
皆さん「今の収入の上に、国からお金が支給される・・・」と思っておられるのでは無いでしょうか。

人類は、古代から食糧を得るために、必死に働いて来ています。
この「働く」ということは、「人類のDNA」の中に深く彫り込まれているもので、「発想の転換」位では、ぬぐいきれないものと考えられます。
「労働」は、「欲望の制御装置」ともなっています
人間の欲望は、果てしないものがありますが、それにブレーキをかけるのが「労働」だったと思います。
また、この「労働」によって得られた「食べ物」を手にすることよって、「物事への感謝の念も湧き、仲間との共助の絆」も生まれて来ています。
人類の精神的な大きな基盤となっている「労働」から離れましたら、人類は、前向きな精神が失われてしまうと思えてなりません。
江戸時代などでも、皆で「長屋暮らし」をしながら、いきいきと生活を楽しんでおられます。
川に出かけてシジミを取って、町中で売ってでも、生活が出来ていました。
何処を見回しても、人間よりはるかに能力の優れたAIが、忙しく立ち働いている社会では、人間が入って行く余地が無くなっていると思うのです。
無神経なAI社会では、おそらく自然は荒廃して行きましょう。
果たして、食糧の生産は大丈夫でしょうか。
大型機械で、無神経なAIの作業によって、耕地は荒れて行きましょう。
AIを、際限なく取り入れて行くことが、「イノベーション」であり、人の手を省くことが『合理化』と考えることには、どうしても同意できません。 平成29年11月14日