ninjinぽたぽた日記

ぽたりんぐ--気ままに自転車に乗って出かけたい。

フランス Cote D'Azur

2011-09-18 00:42:56 | 

 7月25日の早朝、ニースに出発。ニースの隣町Antibesアンティーブの友人Vさん宅にお邪魔します。Vさんはアーティストです。

 空港に着くなり、快晴、あったか~い!陽が差している!とIkUちゃんと大はしゃぎ。さすが南仏。パリとは違うわ~

 早速、念願のレンタル自転車(マウンテンバイク)を申し込みに出かけます。27日に使いたいので、よろしく、と予約。海岸線をずっとたどってニースまで行くぞ~。帰りは電車に乗っけて帰ってこようっと。

 ニース近辺は、いかにも、というロード乗りをたくさん見かけます。かっこいい!自転車はコルナゴが多かったかも。自転車レーンが完備されて安全に走れそう。ロード自転車見る度に、「あ、あ、あーー」なんて興奮して叫ぶ私は、ちょっと変な人

 

 自転車を複数台積んでいる車をよく見かけました。楽しそう~。

 Antibesアンティーブの町は地中海に面していて、そこにピカソがアトリエにしていたという城跡があり、現在、ピカソ美術館になっています。本当に美しい青い海が見渡せて、いい感じです。

 

ここから少し離れた浜辺は、海水浴を楽しむ人たちで賑わっています。トップレスの方も…

朝市は活気があり、見てるだけでもワクワク、楽しい。夜、ここはレストランに変わります。

 

   

朝市で私たちがこの時期フランスで食べたかった白アスパラとアーティチョークをゲット。うーん、満足!

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 26日、ドライブに出発。Cote D'Azur コート・ダ・ジュール、と聞くと、青い青い地中海、少しの丘と葡萄畑がたくさん、なんてイメージばかりを思い描くのですが、車で15分ほど北(山)の方向へ走ってみると、切り立つ岩山がそびえ、荒涼とした風景が続きます。氷河が山肌を削った後がよくわかります。

  

ブリーク村(La Brigue)に到着。(写真中央の円筒形の建物はブリーク村に残る城跡)

 ブリーク村は、小さくて、静かで、山あいのひなびた田舎の里、といった感じです。昔ながらの家が小さな路地をはさんで、また小川を挟んで寄り添うように建っています。登山客を魅了する景観が見事なようです。

 この村でVさんたちとお仲間の現代美術のアーティストの方々がエキシビションを開くようで、その準備が始まっていました。それぞれの個性が満開。面白いなぁ。

  

 ブリーク村の近くには「システィーナ礼拝堂」(写真左下)があり、フレスコ画(キリストの物語)が教会の壁面いっぱいに描かれており、迫力満点!とても素晴らしいです。私たちが日本から来たことを告げると「がんばってください」と、立派なパンフレットをくださいました。そして、「無事に原発が落ち着くようにお祈りしております。」と語ってくださいました。
 友人Sさんの同僚は、以前日本に滞在しており、フランスに帰国後、今回の震災の被災者のためにバッチを作って(写真右下)販売し、そlの収益金を寄付として送ってくれるそうです。

 フランスの方からも励ましていただき、感謝です。ありがとうございます。

  

帰路にもたくさんのビューポイントがあります。地中海に浮かぶ島と町、ローマ時代の遺跡…。

 

見飽きない景色の連続です。

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 自転車に乗る予定の27日は、朝から大粒の雨が。。。レンタル自転車はキャンセルです(涙)。はぁ、、、ついていない。。。仕方なく、電車に乗ってニースとモナコを観光。時間もあまりないのでニースは、シャガール美術館のみを訪問。明るい色彩がふんわりと癒してくれます。自転車に乗れなかったけど、ま、いっかぁ。

 

 モナコは王宮、カジノなどを訪問。カジノ(写真右上)は、一生、縁がないでしょうねぇ。まだ時間が早かったせいか、ぴかぴかに着飾ったゴージャスマダムや、ジラロモ旦那さんたちには会えなくて残念!モナコ市内はバスが頻繁に往来していて便利です。街並は清潔で豪華な印象ですが、フランスの人情味みたいなのが感じられにくかった。

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 28日、Vさんが、アーティストの町Vence(ヴァンス)に連れて行ってくれました。ここは、アトリエ、工房を持つアーティストがその隣に店を構えていて、自分の作品を売っています。南仏は、ゴッホ、ピカソ、ゴーギャン…数々の偉大なる芸術家が活躍していたため、現在、活動しているアーティストたちを刺激し、惹きつけています。創造力たっぷりの面白い町です。

 

 この町に住むAさんが遊びにいらっしゃい、と、ご自宅に招待してくださいました。そしたら、まぁ!びっくり。天国ってここ?と思えるような景色が目の前に現れました。山の碧と空の青、清楚な人家と緑の対比…あまりの美しさに、ゲスト全員、呆然。

この絶景を見ながら、ピザ、ワインをいただきます。すごーーい、贅沢!

写真右下のお菓子は「カリソン」。南仏の郷土菓子でアーモンド、レモン、ジンジャーなどが入っています。ほろ甘くて、美味しい。ぱくぱくいっちゃいます。

 

おおっ!虹まで、でました! ダイナミックな自然に囲まれて、IKUちゃんと私…「なんだか、人生、考えちゃうねぇ…」とため息…。

すばらし過ぎるぞ、コート・ダ・ジュール!

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楽しい2週間のバカンスでした。
しかし、5才程度の英語と、3才程度のフランス語でなんとか乗り切りましたが、もう少し、スムーズに話しができるようになるといいなぁ、と毎度のことながら思います。はぁ。。

7月の日記をやっと完成。ほっ

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おまけ:
ニースから成田に帰る直前、暗かったせいもあり、足下の石に滑って見事に転んじゃいました~(泣)。ガンガン冷やして仮眠。患部を心臓よりも上に上げることが大事、と思い、帰りの飛行機などのほとんどの時間、右手を頭の上に載せて移動していました。お猿のようかも…。

 帰国して検査した結果、右手首あたりの骨にヒビが入っており、全治2ヶ月~3ヶ月と診断され、ちょっと厄介なお土産まで持って帰ってしまいました

 今日は、もう9月18日。だいぶ良くなっています。あと一息で自転車も乗れるようになるでしょう。

コメント (13)
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フランス Strasbourg

2011-09-05 15:28:10 | 

 パリからTGV(フランスの新幹線)に約2時間乗ると、ストラスブール(Strasbourg)に到着します。前回来た時には、SNCF(日本ではJR)の窓口まで出かけて、片言のフランス語で「××までの切符ください」と言って買っていたのに、今は、インターネットで日本から予約ができます。フランスの鉄道は、列車の出発時間が違うと値段が違ったり、航空会社と同じで早割があったりします。なので、早くに詳細を決めて買えば、かなりお得。今回、私も初トライ。なんと、往復4300円ほどで買えました。日本の、東京=京都往復にあたる新幹線の切符をこの値段で買えるなんて、Good!フランスっていい国だ。日本政府・旅の関係会社の皆様、国内旅行をもっと安くしてください!お願い。 

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 ストラスブールで私のことをお世話してくださるSご夫妻です。今年の結婚22周年の時、夫Sさんはマンション全戸の人が見える場所に「今日は、私たちの結婚22周年の日ですが、私は変わらずに妻Cを愛しています~。」と横5mもある愛の宣言横断幕を自作して飾ったそうです。フランスはやっぱロマンス・愛の国~

 Strasbourgのシンボルは「コウノトリ」。公園などでよく見かけます。

悠々と園内を散歩しています。ツルみたいに大きいので、近くに寄られるとちょっと怖いのだけれど、意外とおとなしいみたいです。

アルザス地方の伝統的な家は、木枠が美しい。左の家は1686年に建てられました。 

  

 トラムが市内を走っています。静かで便利で、乗り心地の良いとても素晴らしい路面電車です。日本にも導入されないかしら。

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ストラスブールでは、街乗り自転車がたくさん。パリ同様に、レンタル自転車のシステムもあるようですが、外国人も借りられるのかしら?

 ストラスブールの町中を流れる川です。このあたりを自転車で走ると、とても気持ちが良さそう。アルザス地方は、自転車のための道が整備されていて、ここから100km走れば、ドイツ。友人Sさんも1年に2回ほどピストでドイツに出かけるそうです。いいなぁ…。私もMY自転車持ってきて走りたい!でもロードは大きいから、こういう時には、Bike Fridayがあるといいのだろうなぁ…と思っていたら、ゴスペル隊のCちゃんとりっちゃんが、この円高に乗じて、Bike Fridayをオーダーしたそうです。おおっすばらしい!私もオーダーしたいなぁ。でも、先立つものが…

 

 そして、フランスのSNCFは、自転車をそのまま積めます。輪行袋なんていりません。自転車を乗せられる車輌には、ちゃんと自転車の絵が描かれています。

 

ストラスブールの駅で、これからアルプス・ローヌ地方に行って、ヒルクライムの練習をするんだというドイツの若者と出会っておしゃべり。気軽にいろんなルートを練習しているようで、いいなぁ

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ストラスブール近郊の街リクヴィール(Riquewihr)にもドライブで出かけました。伝統的な街並が美しく、多くの観光客で賑わっていました。でも、ちょっぴり冷たい雨が恨めしい…。

  

街の周りは、一面の葡萄畑。まだ収穫には早く、このあたりの葡萄は黄緑色の果実です。なので、美味しい白ワインができるそうです。

 お菓子を買ったり、ストラスブールの代表的な郷土料理、シュークルートをいただいたり。シュークルートは、塩漬けの豚肉、ウィンナー、厚切りのベーコン、じゃがいも、酢漬けのキャベツを煮込んだもので、私も自宅で時々作ります(こんなに迫力はないけど…)。白ワインとピッタリ

   

あ、ここにも美味しいチーズ!

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ルネ・ラリック美術館が2月に完成したので、素晴らしいわよ~と、ドライブで出かけました。この美術館は、白い石を敷き詰めたり、牧場を背景にしていたりと、周囲の風景が作品をひきたてています。

  

 ジュエリーは、繊細で、自然をお手本にしたデザインが見事で、ため息がでちゃいます。日本の影響も大きいようです。ガラス工芸は大胆なデザイン、独特の技法、美しい構成で、うーーん、すごい迫力です。お高いものは、やはり違います。

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 最後の晩、お世話になった御礼に、私がおうどんを作りました。ダシの素と乾麺を日本から持ってきていて、お野菜と鶏肉は現地調達。

 Sさんたち、美味しい!って、とっても喜んでくださいました。よかった~。七味のかわりに「しょうが」を。フランスでは、「しょうが」はポピュラーなものだそうで、びっくり。

 ストラスブールは、他にも伝統ある素晴らしい教会があったり、イルド・フランスという美しい伝統的な街並の地区があったり、美しいガラス張りの建物、ユーロの会議場があったり、静かで落ち着いたとても良い街です。 (※7月20日~23日の旅です)


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