7月25日の早朝、ニースに出発。ニースの隣町Antibesアンティーブの友人Vさん宅にお邪魔します。Vさんはアーティストです。
空港に着くなり、快晴、あったか~い!陽が差している!とIkUちゃんと大はしゃぎ。さすが南仏。パリとは違うわ~
早速、念願のレンタル自転車(マウンテンバイク)を申し込みに出かけます。27日に使いたいので、よろしく、と予約。海岸線をずっとたどってニースまで行くぞ~。帰りは電車に乗っけて帰ってこようっと。
ニース近辺は、いかにも、というロード乗りをたくさん見かけます。かっこいい!自転車はコルナゴが多かったかも。自転車レーンが完備されて安全に走れそう。ロード自転車見る度に、「あ、あ、あーー」なんて興奮して叫ぶ私は、ちょっと変な人
自転車を複数台積んでいる車をよく見かけました。楽しそう~。
Antibesアンティーブの町は地中海に面していて、そこにピカソがアトリエにしていたという城跡があり、現在、ピカソ美術館になっています。本当に美しい青い海が見渡せて、いい感じです。
ここから少し離れた浜辺は、海水浴を楽しむ人たちで賑わっています。トップレスの方も…
朝市は活気があり、見てるだけでもワクワク、楽しい。夜、ここはレストランに変わります。
朝市で私たちがこの時期フランスで食べたかった白アスパラとアーティチョークをゲット。うーん、満足!
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26日、ドライブに出発。Cote D'Azur コート・ダ・ジュール、と聞くと、青い青い地中海、少しの丘と葡萄畑がたくさん、なんてイメージばかりを思い描くのですが、車で15分ほど北(山)の方向へ走ってみると、切り立つ岩山がそびえ、荒涼とした風景が続きます。氷河が山肌を削った後がよくわかります。
ブリーク村(La Brigue)に到着。(写真中央の円筒形の建物はブリーク村に残る城跡)
ブリーク村は、小さくて、静かで、山あいのひなびた田舎の里、といった感じです。昔ながらの家が小さな路地をはさんで、また小川を挟んで寄り添うように建っています。登山客を魅了する景観が見事なようです。
この村でVさんたちとお仲間の現代美術のアーティストの方々がエキシビションを開くようで、その準備が始まっていました。それぞれの個性が満開。面白いなぁ。
ブリーク村の近くには「システィーナ礼拝堂」(写真左下)があり、フレスコ画(キリストの物語)が教会の壁面いっぱいに描かれており、迫力満点!とても素晴らしいです。私たちが日本から来たことを告げると「がんばってください」と、立派なパンフレットをくださいました。そして、「無事に原発が落ち着くようにお祈りしております。」と語ってくださいました。
友人Sさんの同僚は、以前日本に滞在しており、フランスに帰国後、今回の震災の被災者のためにバッチを作って(写真右下)販売し、そlの収益金を寄付として送ってくれるそうです。
フランスの方からも励ましていただき、感謝です。ありがとうございます。
帰路にもたくさんのビューポイントがあります。地中海に浮かぶ島と町、ローマ時代の遺跡…。
見飽きない景色の連続です。
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自転車に乗る予定の27日は、朝から大粒の雨が。。。レンタル自転車はキャンセルです(涙)。はぁ、、、ついていない。。。仕方なく、電車に乗ってニースとモナコを観光。時間もあまりないのでニースは、シャガール美術館のみを訪問。明るい色彩がふんわりと癒してくれます。自転車に乗れなかったけど、ま、いっかぁ。
モナコは王宮、カジノなどを訪問。カジノ(写真右上)は、一生、縁がないでしょうねぇ。まだ時間が早かったせいか、ぴかぴかに着飾ったゴージャスマダムや、ジラロモ旦那さんたちには会えなくて残念!モナコ市内はバスが頻繁に往来していて便利です。街並は清潔で豪華な印象ですが、フランスの人情味みたいなのが感じられにくかった。
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28日、Vさんが、アーティストの町Vence(ヴァンス)に連れて行ってくれました。ここは、アトリエ、工房を持つアーティストがその隣に店を構えていて、自分の作品を売っています。南仏は、ゴッホ、ピカソ、ゴーギャン…数々の偉大なる芸術家が活躍していたため、現在、活動しているアーティストたちを刺激し、惹きつけています。創造力たっぷりの面白い町です。
この町に住むAさんが遊びにいらっしゃい、と、ご自宅に招待してくださいました。そしたら、まぁ!びっくり。天国ってここ?と思えるような景色が目の前に現れました。山の碧と空の青、清楚な人家と緑の対比…あまりの美しさに、ゲスト全員、呆然。
この絶景を見ながら、ピザ、ワインをいただきます。すごーーい、贅沢!
写真右下のお菓子は「カリソン」。南仏の郷土菓子でアーモンド、レモン、ジンジャーなどが入っています。ほろ甘くて、美味しい。ぱくぱくいっちゃいます。
おおっ!虹まで、でました! ダイナミックな自然に囲まれて、IKUちゃんと私…「なんだか、人生、考えちゃうねぇ…」とため息…。
すばらし過ぎるぞ、コート・ダ・ジュール!
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楽しい2週間のバカンスでした。
しかし、5才程度の英語と、3才程度のフランス語でなんとか乗り切りましたが、もう少し、スムーズに話しができるようになるといいなぁ、と毎度のことながら思います。はぁ。。
7月の日記をやっと完成。ほっ
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おまけ: 帰国して検査した結果、右手首あたりの骨にヒビが入っており、全治2ヶ月~3ヶ月と診断され、ちょっと厄介なお土産まで持って帰ってしまいました。
ニースから成田に帰る直前、暗かったせいもあり、足下の石に滑って見事に転んじゃいました~(泣)。ガンガン冷やして仮眠。患部を心臓よりも上に上げることが大事、と思い、帰りの飛行機などのほとんどの時間、右手を頭の上に載せて移動していました。お猿のようかも…。
今日は、もう9月18日。だいぶ良くなっています。あと一息で自転車も乗れるようになるでしょう。