ロマーリオ、「下手なやつばかりだから、まだ辞められない」

　元ブラジル代表FWロマーリオ（39）は26日、代表引退試合となるグアテマラとの親善試合を控え、まだプロとしてプレーし続ける意向を改めて示した。

　ブラジル代表のパレイラ監督は、これまでの功績に感謝の意を込めて27日のグアテマラ戦にロマーリオを招集。代表引退試合として最初の数分間だけ出場させる意向を明らかにしている。

　セレソン最後の試合を前日に控え、記者会見に臨んだロマーリオはまず、ラストゲームがサンパウロで行なわれることに触れ、「明日が、ブラジル代表として自分の最後に試合になるのは間違いないだろう。その節目がサンパウロというのは、本音で言えば残念だ。理想は僕のホームであるリオのマラカナでやりたかった」と、相変わらずの歯に衣着せぬ発言が飛び出した。

　さらに、代表からは引退してもプロとしてプレーし続ける意向を重ねて示し、「ほかの選手たちのテクニックを見ても本当に下手なやつばかり。これが、まだ自分がやらなければという気持ちにしてくれる」と、彼らしい表現で現役へのこだわりを明かしている。

　なお、ブラジルは今回、代表出場経験のない選手を多く招集するなど若手中心のメンバーでグアテマラを迎えるが、そのなかでも次代のエースとして期待を集めているのがサントスでプレーするFWロビーニョだ。『ロマーリオの後継者』との呼び声も高いが、当のロビーニョは「ロマーリオはロマーリオで、ロビーニョはロビーニョだ。プレースタイルも違うし、身長も違う」と、かぶりを振る。そして、「ロマーリオと比べられる選手なんていないと思う。彼はどんなときもゴールを挙げ、試合を決めてきた。僕はまだまだサッカーを学んでいる段階」と偉大な先輩に敬意を示していた。

ロマーリオらしい「現役続行宣言！」ですね。ロマーリオは、唯一無比ですね。（笑）９４年のアメリカＷ杯は、ロマーリオが主役の大会でした。あれから、もう１１年。月日の経つのは早いものです。
ロビーニョもレアルが獲得に乗り出しているらしいし、ヨーロッパのビッグ・クラブで活躍する姿が早く観たい選手です。