論系室だより

-早稲田大学文化構想学部 現代人間論系の教員・助手からのメッセージ-

【ご案内】シンポジウム「あれから5年~わたしたちはフクシマを忘れないー帰還を巡る諸問題ー」開催

2016年11月10日 | 教員から(著書・論文・イベント等紹介)
2016年11月19日(土)14時から、シニア社会学会・早稲田大学総合人文科学研究センター共催で、シンポジウム「あれから5年~わたしたちはフクシマを忘れないー帰還を巡る諸問題ー」を開催します。
原発事故発生から5年以上が経過し、メディアでも福島に関するニュースは少なくなってきました。しかし、問題がなくなったわけでも、解決したわけでもありません。今回のシンポジウムでは、現在進められている「帰還政策」に焦点を当て、帰れる/帰れない、帰る/帰らないなど、避難者がいま抱える葛藤や決断、ふるさととのつながりの在り方について考えます。
ご関心のある方はぜひお越しください。みなさまのご参加をお待ちしています。

◆日時:2016年11月19日(土)14:00~17:00
◆場所:早稲田大学戸山キャンパス 33号館低層棟6階第11会議室
◆共催:シニア社会学会「災害と地域社会」研究部会・早稲田大学総合人文科学研究センター

◆趣旨
東日本大震災発生から5年半が経過し、避難元地域では帰還政策が進められています。避難者は、「強制避難者」から「帰郷者」となるのか、「自主避難者」となるのか、あるいは「移住者」となるのか、選択を迫られます。他方では、表面的には何らかの判断を下しながらも、避難元であるふるさととどのようにつながっていくべきか、つながっていけるのかという心の葛藤も生まれます。今回のシンポジウムでは、帰還を早めて早期に避難元地域を復旧しようとする動きのなかで、住民を取り巻く状況とそこで生じる課題に焦点をあて、福島の現状について理解を深めるとともに、われわれができることについて一緒に考えていきたいと思います。当事者あるいは支援者として活動されている3名を報告者にお迎えし、それぞれの取り組みをご報告いただきます。

◆司会・進行
長田攻一(シニア社会学会理事、「災害と地域社会」研究会座長)
川副早央里(早稲田大学文学学術院助手)

◆登壇者
遠藤義之(富岡町いわき地区広域自治会「さくらの会」事務局長、㈱観陽亭代表取締役)
多田曜子(復興ボランティア支援センターやまがた事務局スタッフ)
高坂 徹(NPO法人かながわ避難者と共にあゆむ会副理事長)

◆コメンテータ
伊藤まり(浪江町民)
浦野正樹(早稲田大学教授、早稲田大学人文科学総合研究センター<現代の危機と共生社会>研究部門代表)
松村 治(早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員。地域社会と危機管理研究所招聘研究員)


助手 川副


進級ガイダンスを開催しました

2016年11月10日 | 教員から(著書・論文・イベント等紹介)
本日、現代人間論系進級ガイダンスを開催しました。
多数の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
現代人間論系に興味を持っていただけたでしょうか。

本日ガイダンスに来られなかった方には、論系室までお越しいただければガイダンスで配布した資料をお渡しします。
また、資料は33号館7階のフリースペース(エレベーターホール近くの椅子が並んでいるところ)のラックにも用意しています。

自分は何に興味関心があるのか、そのテーマについて学び深めるためにはどのような方法があるのか、ぜひいろいろ考えてみてください。
もし質問や相談事などあれば、遠慮なく論系室(33号館7階701)にお越しください。
平日午後でしたら、毎日助教・助手・TAが在室しています。お気軽にお越しください。

現代人間論系