この記事は、福井県立美術館で開催されている「ランス美術館展」の
ブロガーナイトへ参加した時の感想を書いています。
写真等も、ブロガーナイト参加時のものです。
こちらでは、展示されている絵画の御紹介を(ペコリ)
私が気に入ったものですので・・・・
多分、美術館展一押し!や目玉!!とは異なるかと・・・絶対異なるし(笑)
でも、これは鉄板だわ!!
「マラーの死」 ジャック=ルイ・ダヴィッド(および工房)
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
これね!知っていたので!見たかった絵画です。
有名な絵画ですよね。
お風呂に入っているの?そう。マラーは皮膚病だったので。
その治療の為、(多分)硫黄の湯に入っていたと記憶が(うろ覚え)
だから、訪問者とは会わないって事だったらしいが
シャルロット・コルデーは、事前に手紙を出し、「会う必要がある」風に説得し
訪問してきたら、可愛い女性だったので、当然油断し(スマン・笑)
で、シャルロット・コルデーに刺されて死亡、したのですがね。
フランス革命時なので、コルデーはギロチンへ。
暗殺者があまりにも可憐な女性だったので・・・見物人、大騒ぎ。
って・・・脱線脱線(笑)マラーよりもコルデーの方が楽しい(ゴメンなさい)
でね、マラーが持っている手紙・・・何書いてるのって?
こういうことや、暗殺の背景等・・・美術専門員の方が、説明してくれました。
面白いのよね。好きだわ、こういう絵画&説明。
でも、マラーがあまりにも美化美化で・・・・(苦笑)
では、私的に気に入った絵画を(ペコリ)
「マクシミリアン・スタンパ、サンシノ公爵3世、9歳」
ピエトロ・マルィレ・ネリ(ソフォニスバ・アンギソラに基づく)
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
いや、9歳の貴族(って公爵!)の坊ちゃんだわ。
そりゃ、美化美化疑惑もあろうが・・・・こういう時代の王侯貴族の肖像画は要注意!だがね(笑)
でも、姿勢ビシッとして、頑張っている坊ちゃん・・・
ちょっと、いいナァって思いました。
「昼食、一杯のカフェ」 フランソワ・ボンヴァン
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
メイドさん・・・とは言わんか?・・・・小間使いさん?女中さん?
そんな感じの女性が、一休み・・・風、ですね。
一発で!気に入りました。
再度観賞に行った時に、またジロジロ見てきますわ。
ブロガーナイトでは、そこまでジロジロ見れなかったので・・・待っていて~(笑)
「男の肖像」 ジャン=フランソワ・ミレー
Reims, Musée des Beaux-Arts ©MBA Reims 2015/Christian Devleeschauwer.
「晩鐘」「種まく人」「落穂拾い」で有名はミレーの、自画像、ですね。
ミレーの自画像「男の肖像」は、複数点、あるみたいですね。
まぁ、各年齢に応じて・・・イイよね。
これは、その中の一枚・・・1845年頃の作品、ということで、
計算しましたが、31歳頃、ってことで。
美術専門員さんのお話だと、肖像画家でも有名に、と仰っていました。
で、いま調べたら・・・裸体画でも名を知られていた、そうですが
あるエピソードで・・・キッパリやめたそうですよ。
エピソードは、調べてね。
そして・・・・・藤田 嗣治=レオナール・フジタの部屋へ。
フジタは、有名ですよね。
今回も、「授乳の聖母」「猫」等が、展示されています。
そして・・・今回の最大のメイン!!でしょうね!!!
私の目当ても、これでありました。
ランスの礼拝堂のフレスコ画の下絵、です。
これは凄い・・・・大きいので(そりゃそうだ)見応え、バッチリです。
また、展示の空間も良かった!!
大きな部屋に、展示してあり・・・カラーはホワイトではなく・・・
なんとなく、フジタの代名詞でもある乳白色という印象です。
温かさと気高さ・・・そんな印象を持ちました。
まぁ、私は宗教画スッキーなので、もう大喜び。
フレスコ画の写真や映像もあります。
大きな下絵なので迫力あるし、表情も細かく見ることができる。
でね・・・思ったのは・・・
フジタの絵って・・・男性は表情豊か、なんだが、女性は異なる。
いや、表情が無いのではなく・・・秘めているって感じで。
コレが、フジタの女性像なんだろうか?
女性関係が派手で、大モテだったというフジタ。
でも、私は「授乳の聖母」を見た時、泣きそうになった。
タイトルどおり、聖母が幼子イエスに授乳している絵画です。
で、その周囲には動物達がいる。
母と子の動物達が・・・・コレは泣けた。
フジタが、幼い頃に母を亡くし、その面影を~は有名な話。
そして、動物の母子たち・・・・
この絵画には、聖母とイエス、だけではなく、多くの母子が描かれている。
でも描いたフジタには・・・・泣きそうになった。
私も同じだったから。泣きそうになった。
ちょっとだけ、勝手にだが、フジタの思いに触れた様な気がした・・・・
駆け足でしたが、ブロガーナイト、楽しめました。
・・・・・・・・・・・その3へ、続きます・・・・・
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