<近江路・仏女ブロガー参加中>
石山寺の多宝塔(国宝)は源頼朝の寄進と伝えられ、鎌倉時代の建久5年に建てられたといわれておりますが、現在46年ぶりの 平成大修理中 (平成23年7月~平成24年3月)
修理に併せて県の補助による「再生活用事業」も行われ、参拝者の方も見学用通路から屋根を見学できるようになっています。
今回は特別に、覆いの内部に入って修理現場を見学させていただきました。 わ~~~すごい、大興奮
国宝多宝塔の屋根は 檜皮葺(ひわだぶき) の技法が使われています。
檜(ひのき)の皮を使って屋根を葺く伝統的な工法
檜の皮を採取したり、1枚の皮に整形するのも技術士の方の手作業で ものすごく手間がかかるそう。
加工した檜は「竹釘」で止めていきます。
20~40本の竹釘を口に含んで1本ずつ口から出し、片手で竹釘を打っていくんだって。
「やってみますか?」って言われましたが いや~恐れ多くてできませんでした、国宝ですよ。。
これだけの国の重要文化財があると 修理にも莫大な労力と費用がかかるんだなぁとしみじみ。。
修学旅行は海外やテーマパークに行かず 日本の文化遺産を巡るべき!とほんとに思うわ~~。
貴重な体験をありがとうございました
名古屋からですが多宝塔修理現場を文化財職員の説明つきで見学できるツアーもありますのでご興味ある方はこちらから。
⇒ 近江の名宝と国宝石山寺多宝塔
公式サイト ⇒ 紫式部ゆかりの花の寺 石山寺
滋賀の観光・物産情報はこちらから ⇒ 滋賀県観光情報
さぞ、心に焼きついたことでしょう。
文化財はこうして修復を重ねながら次代に引き継がれていくのですね。
「かたじけなかった」です。
文化遺産を保護していくのも大変だなぁ、、、と思いました。