にこにこ日記

原因不明の病気で寝たきりの長女ののこ、8歳年下の次女ニコ。二人の娘の成長、毎日の小さな小さな喜びを書き留めています。

奇跡!!!

2009-05-22 13:36:49 | ののこ
先日、ののこの側湾の進み具合を診て貰うべく
センターの整形を受診。

忘れもしない一年前、側湾症が50度あると言われ、
憂鬱な気持ちで家路に着いたことを思い出しながら・・・。

予約の時間に少々遅れて着き、とりあえずレントゲン室へ。
レントゲンを撮る際もできるだけ真っ直ぐに写るようにと
腕を引っ張ったり、背骨を修正したり・・・。
「お母さん、ちょっと引っ込んでください」と言われるまで悪あがきをつづけた私。


診察室へ戻り、出来上がってきたレントゲンを見ると・・・


左が昨年の、右が今年の ののこの背骨


ん?右が今撮ったレントゲン?なんだか素人目にも良くなってるような・・・?

早速先生が角度を測ってみると、
上のカーブが39度下のカーブが31度。
な、なんと!昨年の50度から、11度も良くなってるぅ~

この成長期のまっただ中に、側湾が進んでないなんて、キセキだ~

もう嬉しくて、嬉しくて、診察中も顔の筋肉が緩みっぱなし。
先生も良かった良かったと言ってくれて、ほっと胸をなで下ろしました。

ただ、もともと右の股関節が阿脱臼なのが気になるところで
まだまだかかりが浅いらしく、
この先緊張が変わってきたら悪化する恐れもあるとのこと。
股関節を気をつけながら、このまま体調も崩すことなく過ごせれば
成長期も側湾も、乗り切れそうだと言われました。

そうなのです。この一年、風邪での入院は3回ほどで
大きく体調を崩すことがなかったのです。
これが側湾症の進行を遅らせるのにとても重要だったようです。
あと、リハビリの先生方の手腕のおかげ。
担任の先生との授業の度の背中伸ばしのおかげ。
そして、私の頭から離れなかった昨年の50度という数字。
この50度という数字が呪いのようにプレッシャーをかけてくれたおかげで
てきとーな性格の私でさえ、ののこの姿勢を常にチェックして
どんなときも小さなクッションをあっちこっちに挟み込み、
夜中の体位交換もできたのだと思います。

それにしても、この結果は嬉しすぎて
(こんなに嬉しかったのは何年ぶり?ってくらい)
すっかり気が大きくなった私は、会う人会う人に言いまくり、
帰り道の買い物でも散財してしまう始末。

そして夜には、おとやんとかんぱ~い
あまりの興奮に、コップ一杯でほろ酔いになった私は
ようやくおとやんと私の喜びの温度差に気がついた。
「もっと喜んで良いんだよ~」との私の言葉に
「あまり実感がなくて・・・」と、ちょっと困ったように言うおとやん。
実感がないからか、気が引けたのか、
温度差と比例してビールも私に多くくれました。

そして、次の日からは今まで以上にののこの背骨を伸ばす
おとやんの姿が・・・。

このさきもまだまだ気が抜けない日々が続くし、
私も常に気をつけなければならないけれど、
来年の受診の後には、二人で喜びを分かち合えるよう
頑張ろうね、おとやん