二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

猛禽類を保護し病院へ

2017年09月19日 | Blog & Photo
(発見したときはもう死んでいるかと・・・)


今日は思いがけないアクシデントがあったので、それについて書いておこう。
少し遅れたマンション、アパートの共用部分の清掃でK町へ出かけてまもなく。
帰宅した入居者の奥様が近づいてきて、
「大きな鳥が死んでいて、カラスが集まってきてますから、片付けて下さい」という。
わたしが階段室から表に出て回り込んでみると・・・。





これがそのときの情景。
鳩よりやや大型の猛禽類が駐車場にぐったり横たわり、鋭い眼を見開いている。
死んではいず、わたしの足音を聞きつけ、わずかに羽をばたつかせた。
カラスが6-7羽、電線や屋根に止まって、カアカアと鳴きさわぎ、その声でさらにほかのカラスがやってくる。

死んでいるならゴミ袋に入れて捨てるだけだけど、まだ生きている。
おそらくカラスの群れと空中戦をやって、障害物に激突し、落下したのだろう。
さて、困った・・・どうしよう。
このままではカラスどもの餌食。弱肉強食の世界の住人なのだ。
会社へ帰ってきてから、Web情報を調べ、4-5か所へTELしまくった´Д゜






そうして「野鳥病院」というのがあることを知った。
引き取りにはいけないけど、つれてきてくれたらお引き取りします、というので、ゴミ袋に入れ、クルマに積んで、20分ほどの林業試験場(県の施設)へ向かった。
その一隅に、野鳥病院はある。
どうにか、間に合った。
ゲージに収容すると、起き上がって、こっちを見ている。
「助かるよ、だいじょうぶ。はやく元気になってくれ」



やれやれ、ながいこと不動産管理をやっているけど、はじめての経験(^^♪
事務所の奥には二坪ほどに区画割された鳥籠が、20個ほどならんでいた。
県内あちこちから、保護された野鳥が運びこまれるという。
世話係のおじさんは一人。本館の林業試験場には獣医がいて、手当が必要な場合はやってくる。

コノハズク、ノスリ、タカ、ハヤブサなどの猛禽類にまじって、アオサギ、キジその他が収容されている。
「自然に戻すのが目的だけど、飛べない場合は、復帰はムリ」なので、ここで短い一生を終える。
群馬では非常に稀少なアオバトもいた(´A`



さてこの鳥、わたしはツミかなと想像していたが、管理人のおじさんは「チョウゲンボウでしょう」という。
「専門家じゃないから間違っているかもしれないけど、ツミなら奥のカゴにもいるから」


野鳥病院・・・専属スタッフはお一人。
「いやあ、ほとんど餌係みたいなもんです」と、ため息まじりにいっておられた。
しかし、おかげで肩の荷がおり、ほっとした。
チョウゲンボウくんに代わって、御礼申し上げます、ありがとうございました。



※投稿後、これはチョウゲンボウではなく、オオタカの幼鳥ではないかと、友人から指摘がありました。
調べたところ、そのご意見に従うことにしました(^^♪
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