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「少年メリケンサック」

取り敢えず宮崎あおいの魅力を楽しむ分には観て損はないけれど、それ以上何か? と訊かれたら、なんとも答えようがない可も不可もないお気軽親父パンクバンド再生ムービー。

ネットで見つけたバンドにクレジットされていた数字がメンバーの生年月日ではなく、バンドの解散コンサートが行なわれた年だったという、いかにもありそうな取っ掛かりは面白いと思ったし、音楽的にもしっかりクオリティを保っていたし、「スターリン」のミチロウやアナーキー」の仲野茂が出ているのもご愛嬌だっただろうし、もっと言えば、いささかまたしてもと思わないでもない佐藤浩市も含めてバラエティに富んだキャスティングもそれなりに個性的で決して悪くなかったと思う。



ただ、しかし、それでもだ。残念ながら話そのものがあまりに勢いだけで突っ走っていて、いろんなところでほころびが出ていて、バンドネタを中心とした小ネタの笑いだけで乗り切るには、正直言ってかなりつらかった。
とにかく兄弟の確執の真相とか、烏丸せつことの間に出来た子供の存在とか、あまりに中途半端。

そして終盤近く、ジョニー・ロットンというよりも、すっかりイアン・デューリーしていたはずの田口トモロウ扮するヴォーカルが突然流暢に言葉を話し始め、そのまさにとってつけたようなつまらない会話にも唖然。
「ベースがグレン・マトロックってのがなんだかねぇって感じだけど。やっぱりシド・ヴィシャスだよなぁ」だなんて、So What !!
な~んてムキになるほどのものじゃないのだけどね。

とにかく単に勢いだけにタイルだけでなくもう少し時間と手間をかけてきっちり撮り上げれば、もう少し完成度の高い仕上がりの作品になったであろうに、なんとも勿体無い作品だったのだ。



ただ、繰り返しになるけれど宮崎あおい、彼女だけは何ともキュートであることに間違いなく、それだけで満足することは親父的にはOKだったりしたのであります。

ただこんな中年オヤジって、間違いなく「パンクじゃ、ねーよ!」なぁ(苦笑)



今日の1曲 “ んッ!! ” :  村八分  

パンクをはじめて感じたのはピストルズでもストラングラーズでも、はたまたラモーンズでもなく、実はこの“村八分”だったりしたのだ。
ちなみに1973年5月5日、京都大学西部講堂にて行なわれ伝説となったラストライヴにちょうど居合わせることが出来、チャー坊の攻撃的なヴォーカル、そして山口冨士夫のかっちょええギターに酔いしれたものでした。


コメント ( 4 ) | Trackback ( 16 )
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コメント
 
 
 
こんにちは♪ (ミチ)
2009-02-20 08:49:27
お話をもっと練れば・・・・とも思うのですが、クドカン的にはこれで充分だったのかなとも思うのです。
前作よりはまともになっている気がしました。

「村八分」って、オダジョーが高校時代にコピーしていたバンドのひとつなんですけど、こんなバンドだったんだ~って初めて知ることができました。
ありがとうございます(笑)
 
 
 
◇ミチさん (nikidasu)
2009-02-21 09:47:08
さすがミチさん。
オダジョーネタできましたね(笑)。
それにしても「ムラハチ」をコピーしていたなんて、
オダジョーとの距離が少し縮まりました。アハッ。
 
 
 
こんにちわ、はじめまして。 (mori2)
2009-02-21 19:12:06
こんにちわ、はじめまして。
≫宮崎あおい、彼女だけは何ともキュートであることに間違いなく、それだけで満足することは親父的にはOKだったりしたのであります。←同感です。
何せ、篤姫ですよ。あんなオッサンばかりの中で、
ようやったね!って思いますね。
ところで、何をトチ狂ったのか、TBを間違えて
3つも入れてしまいました。
スミマセン。削除できるようなら、
お願いいたします。
失礼いたしました…m(_ _)m。
 
 
 
◇ mori2 さん (nikidasu)
2009-02-22 13:59:01
「篤姫」は残念ながら観る機会がなかったのですが、
その撮影と同時進行的に行なわれたこの映画撮影で
ここまで弾けた演技を見せるとは!
とにかくそんな彼女の今後の可能性を改めて確信した
作品でした。
 
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