俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

ラム酒好きならずとも楽しめるだっちゃ! @ 金沢 片町 「 Bar Hizuki 」

2016年11月20日 13時49分01秒 | 時系列でご覧ください

カウンターの向こうに、犀川沿いの景色が見渡せる、見晴らしの良いBARです。
ホワイト・ラムから熟成ラムまで、世界各国のラム酒をたくさん取りそろえています。
モヒートやダイキリなどラム・カクテルもおまかせ下さい。



遠い昔に初めてジャマイカに行った際にその味を知って以来、すっかりラム酒が好きになっていた時期があった。
ただ、その頃簡単に手に入るラムと言えば超スタンダードな バカルディ だったり、超高度数で危険な ロンリコ151 だったりして、他にはせいぜいが マイヤーズ あたりがあっただけだったような気がする。


そしてあれから幾星霜、確かに夏になるとモヒートを自分で作って飲んだり、冬は冬で時たまホットバタードラムを飲んだりもするけれど、かつてほど頻繁に飲む機会は少なくなっていた。

そうした中、人づてに金沢にもラム酒をメインとしたバーがあるよと聞いていたものの、なかなか足を運べなかったその店に先日ようやく伺うことが出来たのでありました。



そして、噂にたがわずというか、100種類以上にもなるという圧倒的なラムの数もさることながら、店主である小津くんのラム酒が好きで好きでしょうがない真摯な思いがビシバシと伝わってきて、本当に楽しい時間を過ごすことが出来たのでありました。



今回をきっかけに後から調べて知ったことが多い中、ラム酒は、砂糖を精製するときに出る副産物で、糖分やミネラルなどが含まれている黒褐色で粘度の高い液体 『 廃糖蜜 』 を発酵・蒸留させたインダストリアル・ラム(工業ラム)と、サトウキビのしぼり汁から砂糖の結晶を抜かずに直接、発酵・蒸留させたアグリコール・ラム(農業ラム)に大別されるそうで、これはそんなサトウキビの廃糖蜜 『 Brer Rabbit Molasses 』。
こんなのが、カウンターにさりげなく置いてあるんが、なんともさすがです。



そして最初に飲ませてもらった、カリブ海のフランス海外県における 「 最も古いラムの一つ 」 として現地で非常に人気のある銘柄だったというグアダループ島産ラム酒 「 デ ュケーヌ・エルベ・スー・ ボア 」
これは アグリコール・ラム なんだそうだけど、なるほど確かに、う、う、旨いッス。



他にも、2013年に滋賀県大津市の地でスタートしたばかりながら世界的なラムの品評会 RHUM FEST PARIS 2014 にてイノベーション部門銀賞を獲得した国産ラム酒だとか、いろんなラム酒をちょっとずつ飲ませてもらい、気持ち良く杯を重ねたのでありました。



ちなみにさすがにフレッシュココナッツミルクとはいかないものの、ココナッツウォーターを使った 「 ピニャコラーダ 」 みたいなカクテルもお手の物なので、ロックやストレートでハードで攻めるのみならず、こうしてラム酒をバリエーション豊かに楽しむのも大いにありなのであります。



加えて今回は 「 ブリのセビーチェ 」 をお通しでもらっただけだったのですが、ジャークチキンなどカリブ系のフードも充実しているらしいので、そちらのほうもお楽しみに。



というわけで、普段とは違ったバー体験をする楽しみがここには大いにあると思うので、機会があれば是非!


それにしても、ひとつの物事を極めている人はやっぱり格好いいなぁと改めて思った夜でもあったのであります。

Hidzuki(ヒヅキ)

金沢市片町2-31-30
ソシアルレジャックビル4階
076-254-0317
月~土 19:00~2:00(金・土は3:00)
日曜定休(連休の場合は日曜営業、翌日休み)




今日の1曲 “ Ram On ” : Paul McCartney

ラムと言えば、もちろんスペルは違いますがポール・マッカトニーの 1971年にリリースされたアルバム「 RAM 」 をつい思い出してしまうのですが・・・。
というわけで今日はこの曲を。




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