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「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」


東野圭吾のミステリー小説は一時期よく読んでいたものの「加賀恭一郎シリーズ」は一切読んだことがなく、阿部寛主演で放送されたテレビドラマも全く観てはいなかったので、タイトル「麒麟の翼」に ~ 劇場版・新参者~ という下品なサブタイトルが付いていることすら全く知らないまま鑑賞。



世評的にはかなり評価だったので(蛇足ながら例えばYahoo 映画のユーザーレビューなるものも、ここんとこ何かと話題となった「食べログ」と構造はさして変わらないのだけどね)、迂闊にもそれなりに期待して観たのがいけなかったのか、正直言って全体的に何とも物足りなさありありというか、世の中の人たちが受けたらしい感銘を覚えるまでには至らなかったのだ。



ミステリーに重きを置かず、どちらかというとそれぞれが持つ事情が絡んだ複雑な人間ドラマという側面を描き、そうしたエピソードが繋がっていき、その中で謎を解いていくといった話の流れそのものは決して悪いものではなく、撮りようによってはいかようにもなったとも思う。



ただ、だが、しかし、脚本の絞り込みが甘く、どう見たって話を詰め込み過ぎで(少なくとも中井貴一扮する被害者家族のエピソードは必要ないだろう)消化不良気味だし、話の展開もご都合主義的なところが見え隠れし、残念ながらドラマとしての深みも重みもさほど感じなかったのだ。ウ~ム



加えてキャスティングが、これまた誰がどうのこうのというまでもなく全体的に小粒で、演技で魅せてくれる役者がほとんどいなかったのも困ったものだったのだ。
そういった意味ではよく「テレビの2時間ドラマみたいな映画」というテレビの制作スタッフを愚弄した言い方があるけれど、映画館で観るというよりテレビで何回かに分けて放送するにふさわしい作品だったのかもしれないなと思ったのでありました。

そして阿部ちゃんには「テルマエ・ロマエ」での怪演に期待かな?



今日の1曲 “ sign ” : JUJU

映画「幸せのかおり」(2008年)でエンディングテーマを歌っていた頃はデビューしたてということもあってまだまだ知られざる存在だったけれど、その後すっかりメジャーな存在となった JUJU が歌っているこの曲、なかなか完成度の高いと思うのですが…


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