俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

極あらびき十割そば @ 野々市市 「 敬蔵 」

2017年03月07日 15時21分26秒 | 時系列でご覧ください

いつもありがとうございます。お陰様で 『 敬蔵 』 もこの春には満14年を迎えます。
これまで蕎麦づくりに携わってきた中で 「 こんな蕎麦打ってみたら面白いなぁ。」 とか 「 定番にはできないけど、一寸お客さんにたべてもらいたい。」 とか、中には 「 失敗の中で悪戦苦闘したら、なんか変わった食感の蕎麦が出来た !! 」 なんてこともありました。
そこで15年目の試みとして、今月から気まぐれ ( 月替わり? ) で
『 こんな蕎麦打ってみた 』 と称して、細打ち、太打ちに加えもう一種 『 創作打ち 』 を供することを思い立ちました。〈 数量限定 〉

第一弾 『 極あらびき十割そば 』
前もって言っておきますが、粉が荒挽きすぎて麵がつながりません。切れっぽいですが、それに替わる独特の食感・風味が楽しめるはずです。
勝手ながら 『 創作打ち 』 は、その主旨から、もり(900円)、合盛り(細打ちとの合盛り1000円)のみの提供となります。この後も 『 焙煎そば 』 や 『 挽き割そば 』 新茶の季節の 『 敬蔵の茶そば 』 など…アイディアはいっぱいため込んであります。ご期待ください。

野々市にある蕎麦屋さんの志鷹さんからこんな案内葉書を頂き、ならばと昨日のお昼に早速、「 極あらびき 」 という、どこか言葉の響きが悪者そうな(笑) 「 十割そば 」 を頂きにお邪魔し、その独特の味わいを大いに楽しんだのでありました。



まずは、お試しにとハーフサイズで頂いたのですが、蕎麦そのものの美味しさがしっかり伝わり、塩だけで十分楽しめ、




追加として、食べたいそばがあれこれある中、



やっぱり 「 極あらびき 」 をもっと食べてみたいと、「 合盛り 」 を注文し通常の細打ちと食べ比べてみたところ、
実はこの日はつなぎが絶好調で、日によってはぼろぼろと切れて見た目でその違いは明白なのに、見た目はほぼ変わらないものの、味そのものはそれぞれ塩だけで食べてみると、食感はもちろんのこと、通常のものよりも更なる旨みを感じて、違いが分かる男風(テヘッ)に勝手に思い込んでいたのでありました。



そして、蕎麦のほかにちょっと何かということで今からが旬の 「 ふきのとう煮 」 に春を感じ、



残念ながら今はお昼営業しかしていないものの、ここで蕎麦前をこんな あて とともに楽しむというのが、今したい小さな夢だったりするのであります。



ともあれ、器にもこだわる志鷹ご夫妻との楽しい会話というこの上ない味付けも加わり、こんな風に過ごす午後のひとときもまたやはりオススメなのであります。





今日の1曲 “ That's the Way of the World ”  :  Valerie Carter

何か虫の知らせなのか、先日ここで紹介したばかりのヴァレリー・カーターが3月3日に亡くなってしまいました。
そして彼女が自分と全く同じ年だということをはじめて知りました。合掌。
というわけで、そんな彼女を偲んで知る人ぞ知る珍しいアースのカヴァーであるこの曲を…。



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