L.A.在住のイギリス人劇作家ピーターは、大の子ども嫌い。そのため子役がカギとなる今度の戯曲が上手く書けず、目下スランプ中だ。しかも家では妻のメラニーから赤ちゃんが欲しいとせがまれ、イライラは募るばかり。そんなある日、向かいに足の不自由な少女エイミーが引っ越してくる。メラニーは愛らしい彼女をすぐさま気に入り、家に招待する。エイミーを避けて書斎に引きこもるピーターだったが、戯曲のために彼女を観察することを思いつき…。
かつて「アニー・ホール」でウディ・アレンがアメリカ西海岸を小馬鹿にしていたのとある意味同様に、ケネス・ブラナー演じる主人公ピーターもまた L.A. に住みながらイギリス人らしくどこでもタバコを吸いパブを懐かしみ、乗るクルマは英国車(しかもやっぱ、MG - B だったりするんだな、これが!)と、街に対して違和感を持ちながら皮肉たっぷりに暮らしているところが可笑しい。
そして自分自身大人になりきれていないからか子供嫌いだったはずのピーターがやがて少女エイミーと交わす、ままごとを始めとする交流シーンの数々は本当に愛しいくらいにほのぼのとして心和ませてくれる。
だから途中登場するピーターへのストーカー男のエピソードとか、老人性痴呆の義母とのやりとりとか、あるいは暗示的な劇中劇とか、それらはそれぞれにそれなりに面白かったけれど、出来るなら思い入れ過多とならない程度でエイミーとのやりとりをもう少し膨らませて欲しかった。
ともあれ、ケネス・ブラナーはまさにハマリ役でうまいし、妻のメラニー役のロビン・ライト・ペンは思っていた以上にとってもキュートだし、エイミー役を演じたスージー・ホフリヒターは本当に愛らしくて、久々キャスト、スタッフを含めてちゃんとした人たちによるちゃんとしたコメディ映画だった。
それにしても凄い原題なのだけど、言葉以上の意味があるんだろうな、多分。
かつて「アニー・ホール」でウディ・アレンがアメリカ西海岸を小馬鹿にしていたのとある意味同様に、ケネス・ブラナー演じる主人公ピーターもまた L.A. に住みながらイギリス人らしくどこでもタバコを吸いパブを懐かしみ、乗るクルマは英国車(しかもやっぱ、MG - B だったりするんだな、これが!)と、街に対して違和感を持ちながら皮肉たっぷりに暮らしているところが可笑しい。
そして自分自身大人になりきれていないからか子供嫌いだったはずのピーターがやがて少女エイミーと交わす、ままごとを始めとする交流シーンの数々は本当に愛しいくらいにほのぼのとして心和ませてくれる。
だから途中登場するピーターへのストーカー男のエピソードとか、老人性痴呆の義母とのやりとりとか、あるいは暗示的な劇中劇とか、それらはそれぞれにそれなりに面白かったけれど、出来るなら思い入れ過多とならない程度でエイミーとのやりとりをもう少し膨らませて欲しかった。
ともあれ、ケネス・ブラナーはまさにハマリ役でうまいし、妻のメラニー役のロビン・ライト・ペンは思っていた以上にとってもキュートだし、エイミー役を演じたスージー・ホフリヒターは本当に愛らしくて、久々キャスト、スタッフを含めてちゃんとした人たちによるちゃんとしたコメディ映画だった。
それにしても凄い原題なのだけど、言葉以上の意味があるんだろうな、多分。