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「ブーリン家の姉妹」 The Other Boleyn Girl

時は、まさにイギリスが時代の表舞台に登場してくる16世紀(日本では室町時代、安土桃山時代!)。
イングランド王室史上最高のインテリであるとされた(らしい)ヘンリー8世が君臨していたその時代の宮廷を舞台に繰り広げられる歴史&愛憎ドラマ。



正直言って、さほど大きな期待はしていなかったのだけど、心理描写がきっちり描かれている練りこまれた脚本と、クラシカルな世界を描きながらテンポあるつぼを押さえた演出によって、時が経つにつれてどんどんどんどん話しにのめり込めて、大いに楽しむことが出来た。

特にナタリー・ポートマン扮するブーリン家の長女、アン・ブーリンがフランスから帰ってくる中盤あたりから話はめまぐるしく展開されていくのだけど、そのアンにぞっこんのヘンリー8世を手玉に取る様子もさることながら、女王キャサリン・オブ・アラゴン(演じているのはなんと、なんと、あの「ミツバチのささやき 」の少女だったアナ・トレント!!!)が離婚調停の場で、「私は王位後継者の母親であり、その子供の父親の妻であり、国王の妃である」と高らかにきっぱりと言い放つ姿に惚れ惚れ。



とにかく人間の強欲な姿というのはいつの時代にも、そしてどんな境遇であろうとも起こりうることだろうし、そんな普遍的なテーマを良く知られている物語の中に野心的な姉と純粋な妹という好対照な姉妹を滑り込ませて見事に描かれた作品だったのであります。



それにしてもスカーレット・ヨハンソンが最近どんどん地味な方向に進んでいっているのに対して、まさに役柄通りの演技を見せるナタリー・ポートマンがやたらと目立った映画でもありました。



今日の1曲 “ My sweet lord ” : George Harrison
 
アンがヘンリー8世に嘆願するときだったか、シチュエーションははっきりと覚えていないけれど、とにかく“ My seet lord ”と呼びかけるシーンで思わずというか、やっぱり思い出したのがこの曲。
言わずと知れた1971年リリースのジョージ・ハリソンの代表曲。発売当時、本当に大好きでした。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 27 )
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コメント
 
 
 
こんにちは♪ (ミチ)
2008-10-28 20:42:45
nikidasuさんも合格点を出しておられるようでホッとしました〜。
私はもちろんこの手の作品が大好きなので満足しちゃいました。
『1000日のアン』っていう映画をご存知でしょうか。
ジュヌビエーブ・ビジョルドがアンを演じ、リチャード・バートンがヘンリー8世を演じたのです。
あの時のリチャード・バートンはいやらしいオヤジって感じで、ホルバインの描いたヘンリー8世に似ていたような。
今回のエリック・バナはちょっとイイオトコすぎましたよね?
 
 
 
◇ミチさん (nikidasu)
2008-10-30 11:52:28
残念ながら『1000日のアン』は題名を知っているだけで、内容すら
知りませんでした。
リチャード・バートンだったら確かにそれらしくなるでしょうね。

そういった意味ではエリック・バナはいい男過ぎると同時に
あまりに軽すぎました。

それにしてもイングランド国教会の成り立ちのきっかけが
こんなことだと知って笑ってしまうというか、妙に感心してしまいました。

彼に比べれば、チャールズなんて可愛いものですね(笑)。
 
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