虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

年中さんたちの算数レッスン と 数の指遊び

2016-10-15 09:19:46 | 算数

年中さんたちのグループレッスンです。

 

「10+10+3+4+4=」

と言いながらチップを置いていって瞬時に数を当てる遊びをしています。

計算が大好きで

ポケモンゲームの得点計算にはまっている●くんは

問題を出すと同時に答えを出していました。

ほぼ全問正解です。

女の子たちも、数えていくのではなく

数を塊として捉えて答えを出せていました。

 

↑のチップも、一瞬で答えを当てます。

 

 

赤いチップ1枚と、青いチップ2枚が交換できます。

 

「赤いチップ2枚の時、青いチップ何枚と交換する?」

「赤いチップ3枚の時、青いチップ何枚と交換する?」

といった問題を考え中。

今日、はじめていっしょに参加していた2歳の弟くんも

2の指を作って、お姉ちゃんの問題のお手伝い。

 

 

 

たいていの幼児は数の世界が大好きです。

無理な訓練をしなくても、計算でも文章題でも

たちまちスラスラ解くようになっていきます。

 

そのように幼児が算数の問題をスラスラ解けるようになるよう

導くためには、いくつかのコツがあります。

 

まず一番大切だと思う点は、小学校に就学していない子にはできるだけ

「間違ってるよ」と言ったり、答えに「バツ」をつけたりしないことです。

 

勉強以外でも、(スポーツや芸術活動など)「成績」「評価」「点数」といったもの

にあまり触れさせないことが、

幼児の持っている驚異的な力を発揮させる上で重要だと感じています。

 

なぜかというと、「自分の言うことが間違ってないだろうか」というためらいの

ない子たちは、母国語を覚えるのと同じように、

算数の世界のルールも驚異的なスピードでマスターしていくからです。

 

あまり小さいうちに、「問いにはひとつの答えがある」「問題には、正しい答えと間違いがある」

と思い込んだ子は、

自分では考えずに「大人が正しい答えを言うのを聞いて

暗記すればいい」という態度を身につけがちです。

でも、評価にさらさず、子どもがさまざまなアイデアを口にし、思いついたことを自由に口にするのを

奨励していると、

子どもは1つのものを見るだけで、何十もの

自分なりの考えを口にします。

そんな時、たくさん間違えるのがいいです。

子どもが間違ったことを言っているときは、「○○ちゃんは、そう思うのね」と言って聞き流すか、

場合によって、それが間違っていることが目で見てわかるような体験を用意してあげるといいと思います。

でもあくまでも恥をかかせずに、

「あれ?こうだと思ったのにどうしでだろう?」と

間違えたことでかえって好奇心が刺激されて、

知りたいという気持ちが高まるように気をつけます。

まだ理解にいたる時期ではない子もいるので、

本人が正しさを求めない限り、そっとしておくといいと思っています。

 

自分の考えと現実のつじつまが合わなくなった時、

子どもは長い試行錯誤の上で、深い理解に達します。

 

 

数遊びが、自由自在に計算し、算数の文章題を解く力に発展するようにするには、

学習時間と遊び時間のバランスが大事です。

幼児の場合、自由な遊びが9に対して、

見本を見せたり、問いかけたりするの時間は1より少ないくらいがいいと思います。

 

間違えても教え込もうとせず、

ただ正しい答えを示して、それでも聞こうとしなければ

そっとしておきます。

 

ごっこ遊びの世界に少しずつ

数の世界を取り入れて楽しむことも大事です。

レジ、コイン、値段が書いてあるメニュー表、

10個の卵が入る容器、同じ種類の食べ物など

数を意識できる小道具を子どもの要望に合わせて増やしていきます。

 

その時、教えようとして子どもの学ぶ順序を壊さないように注意します。

たとえば、子どもははじめのうちは

物とお金をやり取りするにしても

計算しようとしません。ただ交換します。

そういう時期には、

ただ交換することを楽しむことが大切です。

「交換する」という操作の基礎が身につきます。

欲張って、お金の計算をさせようとすると、算数の苦手な子を作ってしまいます。

 

3と1、5と1ではなく、

「いっぱいと1」「たくさんと1」と認識している時期には、

そうした感性を大事にしてあげます。

子どもの発達の順序を大人の都合でねじまげないようにして、

ただ楽しく数と触れる体験を増やすのです。

 

 

 

幼児はもともと数の世界が大好きです。

算数とすぐに仲良くなっていきます。

 

算数に親しむもうひとつのコツは、

指が10本であることを利用する遊びをいろいろすることです。

 

<指が10本であることを意識する遊び>

 

◆ パッと手を見て指の数を当てる

 

①1~5まで

 

② 6~10まで

(5と1で6、5と2で7……など)わかるように

 

◆ 合わせていくつじゃんけん

 

①じゃんけん5

(「あわせて5にするじゃんけんするよ。じゃんけん2、あといくつで5?」と言って2を出します。

相手の子は3を出します。同様にさまざまな数で合わせて5になるように手を出しあいます)

 

②じゃんけん10

(上と同じ方法で合わせて10になるように手を出し合います)

 

◆数の指作れるかな?

 

①10までの数を言って指を作ります

 

②お友だちに10の指を出しておいてもらって、11~20までを作ります

 

◆いくつか当てて

 

子どもに指で数を作って後ろ手に隠すように言います。

「3?5?」などとたずねて、「もっと大きい」「もっと小さい」などの

ヒントをもらって当てます。

 

◆ごっこ遊びのお買いもので、

買い物をするときに指を出して確認するようにします

 

◆ひき算

 

「今からひき算をしますよ」と言って

5の指を作らせて、「キティーちゃんのマシュマロ(子どもの好きな食べ物なら何でもOK)が

1,2,3,4,5あるよ」と言いながら1本ずつ指に触れていきます。

「2個食べるよ。パクパク」と言いながら

食べるふりをして、2本指を折らせ、「3残ったね。5-2=3」と教えます。

 

 

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