学校での学習についていけるのか、心配なところがたくさんあった1年生の●くん。
言葉の意味理解や数の概念の把握に
かなりの問題を抱えていたのに、
ブロック制作や工作やゲームや頭脳パズルに
はまるたびに、考えることや観察すること、推理することなどが
得意になってきました。
このところ、急速に論理的に考える力と推理力が伸びてきたので、
驚いて、●くんのお母さんに、普段の生活や遊びについてたずねると、
学童に『ブロックス』や『マスターマインド』といった頭脳ゲームがたくさん
あるので、それで遊ぶうちに
思考力が高まってきたよう……といった話をうかがいました。
虹色教室の知的ゆっくりさんの女の子も、いつまでたっても
簡単な計算ルールをマスターすることができなかったのに、
学校で『ウノ』を教わって
遊べるようになってから、繰り上がりや繰り下がりのある計算が
解けるようになったのです。
学童やいきいき活動で使う教室、
学校の図書館などに、
ドイツ製のカードゲームや
さまざまな頭脳ゲームなどをそろえておくと、
子どもたちの知力が自然に高まるでしょうに……!
学校にゲーム類を置くのが難しくても
せめて学童に質のいいゲーム類が置いておけるように
働きかけることはできないかと思いました。
ゲームのルールを教えたりするのに、苦労したりするんですよね。
ブロックスは大人になってから知り、お正月などに家族や親せきと楽しんだ覚えがあります。
テレビゲームでない、頭脳ゲームをもっと身近に楽しめたりする場があればいいですね!
ブロックスはこの夏我が家で大ブレークしました。毎晩父の帰りを待ち4人で2試合。ぼくてんが案外強いのがみんな悔しいしぼくてんは得意げだしでとても楽しいです。
いつもつらい気持ちだけをはいていたので先生に嬉しいニュース。ぼくてんが近所のうん艇(小さくて傾斜なし、6つぐらい)を渡れました。3年前ぐらいから、散歩のついでに必ずやっていたものですが、ぶら下がるだけで精いっぱいで、できるようになるなんてありえないと思っていました。それが発作が減り徐々に体力をつけ、先週まで3ついっても力なく落ちていたのがいきなり出来たんです。いつも付き合っていた父は4年生ぐらいにはできるかと思っていたが思いのほか早くできたと言ってました。諦めないぼくてんと父が凄いと思いました。
喜んでいたのもつかの間、昨日学校のトラブルを担任に聞いてみたら、解決策は提示されず、クラスでういていると現状報告。係の仕事をさぼるとか同級生に世話になる(ノートをみせてもらうとか声をかけてもらうとか)ことが多いのに感謝の言葉すらないとか。係の仕事への取り組み方については母指導してきていなかったので、何事も教わって学ぶぼくてんはそこまで必要だったのだと母深く反省。
これからも先生の愛情深い記事を楽しみにしています。
2年生、自閉圏にいる男児がいます。
ゲーム機にさほど興味を示さないので、ないままここまで来ました。息子が興味をもつことは、水道の水、電気類。
水道へのこだわりには何年も悩まされていました。
息子の世界を広げたくて、手順を重ねながら物事を考えることを教えたくて、発達が気になり始めた年中の頃から半分に枚数を減らしたトランプでの七並べ、神経衰弱などをボチボチやってきました。
もちろん進んでやりたがるわけではありません。
やってみない?やってみようよと半ば強引に誘い、時々やっていました。
トランプも枚数を減らさなくても良くなってきて、オセロなども少しはできるようになり、ドラえもんの世界一周すごろくなども時々やり、でもルールを覚えることは苦手で、自分からやりたがることはなかったのです。
それが夏ごろから、毎晩のように「やろう」というようになりました。
トランプ、オセロ、すごろく。買い足したウノ、ぴっくテン、ワードバスケット、動物将棋、人生ゲーム。ブロックスも。
ルールもそれなりに理解し、強くなって来ました。
それと前後して、いつもなんだか危うい感じだった数の概念も徐々にしっかりしてきて、勉強面が伸びてきています。
また、推測する、じっくり考えるということもできるようになってきました。
社会性も伸びてきて、何年も悩んでいた水道へのこだわりがなくなってきています。
ここに来て様々な面での成長を感じています。
大げさかもしれませんが、諦めないで働きかけてきてよかったと思います。