虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

子どもとの関わりのあり方はボードゲームやカードゲームの展開と似ている 1

2016-10-13 06:35:18 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

お父さんやお母さんに悪態をつきまくる子の心 6

の続きではあるのですが、ちょっと間があいたので、別のタイトルで書かせていただくことにします。

 

虹色教室はひとりひとりの子の好みやニーズに沿った環境を大切にしているので

家庭や集団の場では無気力だったり能力を十分に発揮できなかったりする子も

こちらでは物事に全力投球で取り組む姿がよく見られます。

 

でも、子どものなかには、持って生まれた特性とそれまでの環境や

親子関係でこじらせてしまったものが原因で、

リンク先の記事にあるような周囲を困惑させる態度や言動が

習慣化した状態で教室にくる子もいます。

 

そういうケースで、子どもが困った習慣を手放し、潜在的に眠っていたその子の魅力的な面を

存分に発揮するようになっていく過程は、

妙なたとえですが、教室で子どもたちとよくしているボードゲームやカードゲームの

展開によく似ているな、と感じています。

 

ボードゲームやカードゲームで使う知恵は、

非常にこじれてしまった子どもとの関係を良い方向に持っていくのに役立つことがあります。

 

たとえば、先に書いたように、大騒ぎしたり、周囲を攻撃したり、心ここにあらずとなったり、ふらふらと立ち歩いたりして

勉強などの苦手な場面を避ける習慣が身についている子というのは、

ゲームでいうと、

自分が手に持っているカードのなかから、

それを出すのが自分にとって有利かどうか、ゲームの状況にあっているかどうかにかかわらず、

こだわりとなっている1枚のカードばかり出し続けているようなものです。

 

なぜそんなことをするのかというと、自分の持っている他のカードを見て、

「何を出そうかな」と選ぶ行為に慣れないのかもしれないし、

どれがよりいいカードなのかわからないのかもしれません。

自分がいいと思っているカードが手中にない限り、全部悪いカードと決めつけているのかもしれません。

 

非常に困った態度を身につけてしまった子の親御さんも、

子ども同様、その子自身が今手のなかに持っているカードは何かな?と見ることを知らなかったり、

どれがよりよいカードなのかわからなかったり、

ひとつだけの答えカードへの決めつけをしてしまったりするのを

よく見かけます。

 

子どもの手中にないよその子が持っているカードを出すように

子どもをプッシュしたり、

今出せるもののなかでよりよいものが出ていても気づかなかったり、

ひとつだけの正しさへの決めつけのせいで状況が読めなくなっていたりするのです。

 

 

 

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