虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

長文の文章題で、子どもが即座に「わからない~」と言う時は?

2016-10-08 22:54:14 | 算数

年長さんグループ(もうすぐ1年生)の算数タイムの様子です。

『算数脳トライアル』初級編 の問題にチャレンジ。

 

物を作るのも遊ぶのも全力投球の4人。そうした

物作りや遊ぶ力が、さまざまな種類の問題をしっかり自分の頭で考えて解いていく

馬力となっています。

 

4つのルールを頭に入れて、さいころの目をあてていく問題です。

実際に問題にあったゲーム(すごろく おにごっこもやってみました。

 

この子たちが取り組んでいた問題は、かなり長文の文章題でした。

ですから最初に目を通した段階で「わからない」と音をあげる子もいました。

 

子どもが「わからない」と言ったとたん、

手取り足とり教えすぎる親御さんもいらっしゃいます。(このグループの子たちのお母さんは

そっと見守っている方々です。)

 

でも、そんな風に文章を親が解釈して、子どもには何をすればいいのかだけ

教えていたのでは、いつまでたっても

自分でさまざまな文章の意味を読み解いていく力がつきません。

 

たとえば、子どもに地図の読み方を教える時に、

親が地図を見て、子どもに「右に曲がりなさい」「まっすぐいきなさい」と指示を与えていたのでは、

いつまでたっても地図が読めるようになりませんよね。

 

それと同じで、子どもがわかるように噛み砕いて教えて

できるようにさせることを優先させていると、

いつまでたっても長い文章の問題を理解しながら読む力が身に着きません。

また、解きごたえのある問題を自分でできるようになっていく

喜びやワクワク感や達成感が味わえないのです。

 

それなら、長い文章の問題を子どもが「わからない~」と言った時は

どうすればいいのでしょう?

 

わたしがどんな風に対応しているのか、今回、解いた問題を例にあげて

説明しますね。

 

「ルールのひとつめ、読んでみて。

おにを一人きめます。おにに なった 人は おにのおめんをかぶります。

はい。この①番で書かれていることがわかった人?

何が書かれていた?」

 

という具合に、文章のひとつひとつをいっしょに読みながら、

その部分がわかっているか確かめ、子どもに何が書かれていたのか

説明させるのです。

 

「それ当り前でしょ?」という簡単な一文から

確かめて、説明を求めていくことが重要です。

簡単なことを最初にたずねられると、子どもは意欲的になって

話の内容を読み解くことに集中し始めるからです。

 

「② じゅんばんに さいころを ふって 出た目のかずだけアからすすみます。

おには左まわりのむきに、おにではないひとは、右まわりのむきに すすみます。

間違えそうなこと書いてあったね。おにはどうだった?おにじゃない人はどうするの?」

 

③5よりおおくすすむ ときは、 そのまま 2まわり目に

すすみます。

えっ、どういう意味?どういう意味だかわかる?」


「④おにと おなじ ところに とまった 人は

おににつかまります。

同じところにとまりたくないね~。おにじゃない子が3だった時、

おにが何を出したらつかまっちゃうのかな?」


という具合に、

「問題を1文ずつていねいに理解しながら読んでいく」

「どんな点に注意して読んだらいいか気づかせる」ということには注意しても、

あくまでも問題に何が書かれているのか考えるのも説明するのも

子どもたちが自分でするようにしています。

 

もう一度、地図の例で、それについて説明させてくださいね。

 

大人が地図を解釈して、「そこを曲がりなさい」と指示するのではなく、

「ここの部分。この道が今立っているところよね。

近くに目印になる建物はあるかな?」などと、

注目する部分を絞って、気づくためのヒントを与えながらも

あくまでも本人が地図に描かれていることと見えている世界の

関連性を自分で発見して、自分で言葉にしていくのを待つのです。

すると、きっと子どもは地図をどうやって読むのかわかってくるでしょうし、

地図を読む作業が楽しくなってくるでしょう。

 

 ↑ 人形のお洋服作りに夢中です。

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