超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

あの夏で待ってる 第11話「行かないで、先輩。」 感想

2012-03-21 03:28:50 | アニメ





青春映画が好きだった。





この青春模様っぷりは半端ないですよねえ・・・
本当に映画みたいな展開になってきて盛り上がりが凄まじいんですけど
個人的にはやっぱり哲朗と美桜ちゃんかなあ、っていうか単純にメインよりそっち気になるっていうのかな
二人が無事辿り着けるかよりも、てつみおの映画の話題のが気になっちゃうっていうか
まあ割とサブキャラを立たせてる作品だけにその辺は仕方ないんだろうけども(笑)。
個人的には一つの願望が叶って嬉しかったです。はい。

でも、だからといって、イチカと海人がお似合いじゃないかっていうとそれは違う
この二人はこの二人で一緒にいなきゃいけない理由があるとあると思うし
恵まれてるように思えても
今回のようなアクシデントも多いし、色々とハードルの大きな恋だとも思うしね。
柑菜があまりにも強調されすぎてる所為で、メイン二人がリア充って意識がどこかしらあったけど
考えてみりゃ困難だし報われるとも限らないし、確実に幸せになれる訳でもない。
約束された幸福なんて普通の恋人よりも絶対に少ないだろうに
それでもお互い好きでいる事を選ぶっていうのは
考えてみりゃ難儀な話でもありますよね。
でも、それが何にも代え難い「若さ」でもあるんじゃないか、とも思います。
本当は誰よりもお似合いで、誰よりも辛い道を選んだ二人なだけに最後は是非ハッピーエンドで
それを望んでも許されはするはずだよね。という訳で最終回も期待しています!

ただ、今週一番面白かったのって恋愛方面ではなく
みんなの仲の良さ、一致団結っぷりの表現が最もグッと来たかなー、と。
ずっと色恋沙汰云々やってて見失ってたけれど、この人たち元来の仲良しでもあったんだなー、というか
そんなみんなが一緒に協力して、犠牲になったりもして、一つの結末を目指す
その熱量こそ個人的には今週で一番胸に来たシーンでありました。
全体を俯瞰するような回でもあったかな、というか
それぞれが自分で決めた答えを出せた回でもあって。誰もが誰も傷付いたようでもその実次に進んでいる
そういう各々の踏み出した一歩が垣間見れたのが何よりも素晴らしいと思えた回でした。
やっぱり、他人の青春模様って観てると楽しいもんですから。





余談ですが本音で生きるっていうテーマもあるような気がしてきた本作
周りに遠慮する必要も八方美人の自己犠牲も、傷付かない為の努力も全部無意味なんだって。
そう感じられたのもまたこのアニメの良い部分でもあるなあ、と。
(・・・って考えると「あの花」からテーマが地続きな感覚もします。)




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