超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ゆるゆり♪♪ 第3話「チョコと涙と女と女と磯辺揚げ」 感想

2012-08-22 06:11:07 | アニメ






私の大切な破片。






これ観てて思ったんですけど、行動する時に他人の声が頭に響いて嫌んなるっていうのは
ちょっとリアルでもあるなあ、と(笑 それほど櫻子にとって向日葵が空気のような存在という
そんな証でもあると思うんですけど、多分独占欲強いなって感じた人もいるんじゃないかとも思って。
けど、それもまたリアルな描写だって感じるんですよね。
常に自分が一番仲が良い存在でありたい
自分が一番心を置いてるだけに側に居たい、
それって何も百合云々抜きにしてもある種普遍的な感情でもありますからねえ。
その辺もやっぱ女性作家ならではの情念っていうか、多分男だとここまで激しくは描かないと思う
けど、でも男の自分でもちょっとシンパシーを感じる部分もちゃんとあったりして
その意味でも面白くて心に残る、
多分百合的にはここまでで一番オイシイお話でもあったんじゃないか、と。
絵柄がシリアスではないのに、何気にこういう繊細なお話やっても似合うそのオールマイティな感触もイイ。
泣きじゃくる櫻子はまるで子供のような表情仕草でしたけど、
その分少しでも一緒に居たい想いは伝わる内容
何だかんだ言いつつ半分は恋人夫婦状態になってるのが非常にニヤニヤさせてくれた良回でした。
それにしても「今餅の話してない!」ってマジに天然だな櫻子は(笑 
全体通して微笑ましいテイストたっぷりで。

ただ、その水面下であかりんの不遇さも実に良い味出してましたね(笑
一番面白かったのは櫻子が向日葵だと思って胸を触ろうとしたらスカスカだった所、
相当に失礼さを感じたんですけど(笑
その他にも失笑ものの寝言だとか、素で寒い駄洒落とか
仲介に入って割りを食うそのナチュラルな火傷っぷりだとか
所々で現実的な痛さを感じさせるのが正にあかりんがあかりんたる所以!
それ故に応援したくなるのもいつもの事ではありますが、
ただ、八方美人的なチョコの配り方だと
確かにお返しはもらえないよなあ、っていうのは一つの苦言として残して置きたいですね(笑
多分みんなみたいにちゃんと配る相手を絞った方が確実に返って来るとは思うけど
でもそれもまた所謂一つのあかりんらしさなんだろうなあ・・・
割と適当に思えて
よくよく観てみるとキャラ描写が色々と徹底しててしっかりと面白い。
京子が板チョコっていうのもイメージ通りだし、
ちなつの適当に作ったのが美味しいってのもある種リアル(笑 頑張りすぎると空回るんですよね。
その辺の細かい描写に注目してみてもまた面白いんじゃないかと思います。
待望のシリアス成分注入でまた1期のノリが戻って来た様な愉快で満足度の高い3話目でした。





ただ、あかりんの勉強の教え方に関しては別に彼女が下手って訳ではなく
それくらい向日葵が櫻子のクセだったり性格を熟知しているという事ですから
その意味じゃ何気に一方的でなく相思相愛のお話でもありましたよね。
描き方が押し付けがましくなかったのが何より素敵だな、と。 ひまさくは正義!




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