超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ハテナ/夢みたいだ/チャットモンチー

2012-05-02 01:21:51 | 音楽





チャットモンチーの新曲「ハテナ」を聴いた。





今年入ってから3枚目のシングル。ここ最近はまた昔のようにシングルバンドに戻ってますけど、
その中でも最も強くバンドの衝動を感じたのがこの「ハテナ」でした。
いつからかエッヂの聴いたロックナンバーはシングルやリードトラックにはならなくなってたけど、
この曲で久々にガツンと来るロックスピリットを感じつつ
正直「満月に吠えろ」あたりはまだベースの音色が恋しい感触もあったんですが
この曲でそんなモヤモヤは払拭された感じがしていて
その意味でも収穫のあったシングル。
実際どう解決してるのかって言えば、まずは若手バンド以上にフレッシュなバンドサウンドと
ブルースハープを使って音の隙間を埋めてたり、単純にギターの音色が新鮮で面白かったり
何よりも以前のようなワクワクするメロディ
グッと来るメロディの求心力が復活しているのが大きくて
また「告白」辺りに感じられた声の張りの強さも再び感じている自分もいたり
この曲こそ正に新生チャットの始まりの一曲っていうか、大きなパンチを食らった感覚に素直になれて
二人体制後の新曲の中では最も「らしさ」を個人的に感じたナンバーでした。
勿論、前の2曲も全然好きなんですけどね。


人間は無駄に理屈っぽかったり、変な強迫観念が付いてたり
それを誰かに強いられたりと
中々素直には、思ったようには生きられない生き物で、それに対して畜生って思う気持ちもありますが
この曲では自分の思ったように、感じたように、好きなように生きる事を肯定していて
そんながんじがらめの精神状態から解放されるような力強さがある曲なんですね。
別にそんなに理由や目的がなくてもいいんだ、っていう
そのフットワークの軽さと、純真さに救われる楽曲であると同時に
そんな悩みや疑問は一生尽きることがない、一生付き合っていかなきゃならないっていう
一種のメッセージ・ソングにもなっててそのコントラストっていうのか
決して片方だけでは生きられないっていう事実の提示もまたリアルで好きなんですけど
だからこそ余計にロール感が強調される感覚は当然あって
その意味でもチャットらしい曲になってるかな、と。
 カップリングの「夢みたいだ」も洋楽ナンバーを日本語詞に訳してポップに紡いだ好カバーで、
2曲併せてちょっと懐かしい空気感も漂ってるのがまた面白いシングルですね。
90年代のギターロックっぽい雰囲気というか、
きちんと過去も現在も踏襲出来てるその感覚も秀逸な楽曲群で。
音源の状態でも抜群の出来だと感じるので、
是非一度ライブでも二人体制を観てみたいもんですね。去年のアルバムツアー以降、観てないので。





二人になっても、力強いロックを鳴らし続ける立派なバンド・チャットモンチー
その苦節の道に光が差し込んだかな?と思えるような明るい閃きが宿っている名シングルでした。
次はどういうアルバムを作るのかが楽しみッス。



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