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君と僕。2 第13話(最終回)「へそと凛」 感想

2012-06-26 04:14:27 | アニメ






たいへんけっこうです。





1期からずっと見守り続けてきたこのアニメも最終回。
結論から言えば個人的には2期の方が好みだったかなって思います。
それはきっとキャラの浸透もあるんでしょうけど
ただでさえ繊細なアニメだったと思ってたのが2期ではそれに輪に掛けて繊細になっていたので
その意味では自分が当初望んでた魅力的に感じてた方向性にシフトしてくれて実直に嬉しく楽しく観れて
純粋にいつか3期も作ればいいのになー、って思えたんですけど
このアニメの魅力って
美少年でもゆるゆるでも時折のリアルさでもなく
その「繊細さ」にあったんだなー、とこの最終回を観てて改めて感じましたね。

先週も相当に観てる方の理解力や想像力が求められるお話で
あれはあれで傑作だったと思ってるけど
そういう一言では説明し辛い何とも言えない心情感情を描いてるのがこのアニメなのかな、と。
だからその点ではある意味コアだとかマニアックだとも形容出来ると思うんですけど、自分はそこが好きだった訳で。

この最終回で描かれてた事は将来への不安、変わってしまうんじゃないかという恐れ
その一方で何も変われなかったらどうしよう、このままではいられないよなあ、という
ある種二律背反的なお話でもあったと感じたんですけど
それってあの年代なら絶対に感じる事で、下手したら今でも感じてたりするんですけどね(笑)。
大人になって劇的に変わるものなんて正直言ってないですよ。
人間なんてどこまで行っても子供なんだから。
だからこそ、悠太の水面下のメッセージ、落ち着いて慌てないで、背筋きちんと伸ばしてっていう
スローダウンの精神がしっかり活きて来る作りにもなってたと感じました。それはモラトリアムでも
ましてや現実逃避なんかでもない。ただ、地に足をつけてしっかりと。っていう
今の自分が出来る最大限の姿勢。
変わることを恐れず、変わらないことを嘆かず
ただ自分らしく、ゆっくりとゆっくりとこの道を往く、という事。
その為に必要なのは焦燥でも感傷でもなく、何があっても動じない強い心、強い姿勢
一つ一つ受け入れて進む等身大の感情。悠太から受け取った姿勢を、春がきっちりとキャッチして
自分なりに咀嚼してそれが作品自体のテーマにも変わるっていうのは
実に美しく
「君と僕。」らしい終わり方だったんじゃないかと。
恐らく一番おっとりしているように見えて実は一番子供っぽいのが春ちゃんなのかもしれない。
でも、いつまでも子供じゃいられないですからね。大人になっても子供からの脱出でいつまでも苦しむから
今の彼はその入り口にようやく立ち始めたところ・・・かな。その様子はしばらくは観れなくなりますが
珠玉のエピソードの数々を胸に入れつついつかまた続きが観れたらいいな、と
個人的に思いを馳せております。地味ですが、相応しい話でもあったかなって感じましたね。






1期2期と真剣に観て来たのに加えて感想までも書いて来ましたが
実は2期を観るまでは今回は観るだけに留めて置こうかな、って思ってたんです。
でも、2期の1話を観たら・・・自然にタイピングしちゃってましたね。
つまりは、それがこの作品に対する答えの一つです。
時に興味深く
時に自分の過去と重ね合わせながら
毎回良い気分で観終える事の出来たアニメでした。スタッフや閲覧者の皆様に感謝です。

ついでに言うと、これまでで一番コメントをもらう率の高いアニメでした。やっぱり皆色々書きたくなるんですね。


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2 コメント

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Unknown (ヨーク)
2012-06-26 04:49:18
最後まで書いてくれてありがとう。本当にありがとう。こうやって書いてくれることが大きくて内容云々よりもこの作品を見て何かを感じることが出来たというのはいつも読んでいて感慨深いものがあって感激で涙出そうになります。それ以上に内容もしっかりと捉えて、その表現、その言葉の一つひとつに色々な感情が入り交じっていて、読んでいて西京さんの気持ちがダイレクトに伝わってくるようで、『君と僕。2』視聴後に幸せな気分を味わって来ました。その後のニャル子さんも書いているのだから、西京さんのポテンシャルは計りきれないですね。全く羨ましい才能です。

いつもこうやってコメントを残しておきたい気持ちに駆られていましたが、それはグッと閉まっておいて、いつかはこんなコメントスペースだけでなく熱く語り合いたいと思っていました。

で、今回の話の二律背反という言葉が上手いなぁ、と。変わっていく事を求められているというのは春君はわかっていたわけで、そこで変わらない事を春君は恐れていたのはわかりましたが、変わってしまう事に対して恐れていたのかはわかりませんでした。むしろ、徐々に大人になっていけばいいという少しずつ変わっていく事を期待しながら今のままでいいという結論だったと感じています。これはきっと感じ方の違いなので、そういったメッセージを受け取った西京さんは細かい所まで見ているなぁって。

で、悠太から春君へのメッセージで、地に足をつけてしっかり、という部分がかなり好きです。もう、悠太の心がそこまで読めるなんて。そこまでの信頼と絆が二人の間に存在していて、その意図が無言の会話で成立して納得できるんですから、この意味を理解できてその空間に入り込んでの感想を書ける所がいいですね。やっぱり、この作品は作品世界に入り込んだら勝ちですよね。楽しめる楽しめない、面白い面白くないということを決めることよりも、ここまで語れればそんな周りのことなんてどうでもよくなりますよね。そんな感想を毎回読めて幸せでした。
毎回手探りなんですけどね(笑 (西京BOY)
2012-06-28 15:08:11
ヨークさん、コメントありがとうございます!
ここ最近何かとお世話になってて感謝しきりです。コメ本当に嬉しかったです。


>最後まで書いてくれてありがとう。本当にありがとう。
いや、そんな感謝されるような事では・・・(笑
でも、そうですね、自分にとってはこの作品は無視出来ない作品だった、って事ですかね。
割とファンタジー云々書かれてる事もありましたが
自分にとっては結構リアルに感じてた部分も凄く大きかったんですよね。
だから周りがファンタジーって言葉で形容するにどうしても納得行かない部分があって
そういう「魅力的な作品なんだよ!」って気持ちがあるから最後まで懸命に書いたんだと思います。

それが、伝わってくれてたのなら本当に光栄な話ですし
書いてて良かったなと心から思えますね。もう一度、ありがとうございます!


>読んでいて西京さんの気持ちがダイレクトに伝わってくるようで
これは正直意識してる部分は少なからずありますね。
なんか時代的な影響なのか、結構作品を冷静に捉えてる人が多いですが(最近のアニメブロガー的に)
そうじゃなくてきちんと「面白かった」って感情が伝わって来るものにしたかったんですよね。
この「君と僕。2」に関しても大抵のお話はお気に入りだったので
やっぱり本編自体が面白いと感想もノって書けてたんじゃないか、って思います。

>その後のニャル子さんも書いているのだから
あの、今期の中では月曜日が一番アニメ好きとしては楽しかったっていうか
君僕とニャル子の流れって個人的に至福でした(笑)。
それにこの二作品は個人的に感想が書き易くもあったので
その意味では視聴的にもタイピング的にもかなり良好な日だったんじゃないかと思います。
ただ、自分では割と手探り感もあるので結構不安もあったりするんですけど(笑)。
そういって頂けるとちょっと安心しますね。


>いつもこうやってコメントを残しておきたい気持ちに駆られていましたが
そうだったんですか・・・それもまた嬉しい言葉ですね。
自分もヨークさんの感想を読む度に「熱いなあ」「本当に好きなんだなあ」って
そんな感情を受け取れてとても良い気分になってましたよ。
やっぱり私は「作品を好きな人」が好きなので・・・。


>で、今回の話の二律背反という言葉が上手いなぁ、と。
これは書いてる最中にふと思いついたんでそのまま書いたんですけど、
今回の話を観ていると自分がいつまでも何も知らない子供のままっていう焦燥感と、
でも変わってしまったらどうなるんだろう?っていう漠然とした不安
その両方が同時に表現されている気がして・・・。
あくまで個人的な感覚ではあるんですけど(笑)。
それはきっとあの年代に自分も同じような事を感じながら生きてたので
それもあるとは思いますが、あと春ちゃんは卒業とかそういう類の言葉
「この先」を意識させる言葉やアイテムが出てきた時に必ずちょっと表情が険しくなるので
きっと「ずっとこのままでいたい」ってモラトリアム的感情もあるんじゃないかなー、と。
そういう思春期の繊細な心情がきっちり表現されてる辺りやっぱりこの作品は流石だなー、と思うのです。

進む事を余儀なくされて急ぐ気持ちと、
でもそしたら今の瞬間がなくなってしまう、っていう
春ちゃんの表情を見てるとその二つが同時に感じられるような気がして。
でもきっと、そういう答えすらも人それぞれ
そういう懐の深い表現を達成している作品なんじゃないかと
今回のコメントをもらって改めて思いましたね。


>もう、悠太の心がそこまで読めるなんて。
これに関して言えば、正直そう感じざるを得ませんでした(笑)。
あそこで春くんの心がブレてたのを察して、
水面下のメッセージとして
さり気ない優しさのサインとして、あのへその言葉はあったんだと感じましたが
そういうストレートじゃなく遠まわしで言って伝わる
そんな関係性の描写が個人的には物凄く雰囲気があって好きだなあ、って思いますね。
あれで今回のお話が引き締まったと感じてます。

>この意味を理解できてその空間に入り込んでの感想を書ける所がいいですね。
いや、多分そこまで夢中になれる作品って事なんですよ(笑)。
売れる話題になる作品が全てじゃないっていうか・・・。
個人的判断で「君と僕。2」は本当に素晴らしい作品だと思ってますし
それは誰に何を言われても決して揺らがないと思います。
確かに迷ったり戸惑ったりする年代ですけど、自分の芯があれば越えていける部分もありますから。
その意味であの時の悠太は相当好プレーだったと感じましたよ。

>やっぱり、この作品は作品世界に入り込んだら勝ちですよね。
2期の感想を書いてた方々はそういう人達ばかりだった印象です(笑)。
理解者が多く残った感覚・・・?
1期の時は割と偏見とか尚早な評価が多くて一支持者として辟易もしましたが
2期になって好評な感想も増えて、自分も割と安心してのめり込めたかなあ、って。
分かりやすい作品というよりは、それぞれの感覚で捉えるべき作品だとも思うので
万人受けしないのは仕方ないのかな?とも思いますが
それでもやっぱりこのアニメ、特に2期は観ていて「すっごく面白い!」って思える話が多かった印象です。
それも、ジワジワと来る感じの。毎週のEDを観るのもすっごい楽しみだったなぁ。
「調子どうですか」ってフレーズは正にこのアニメにピッタリのフレーズだったといつも思ってました。


>そんな感想を毎回読めて幸せでした。
いやはや、本当に嬉しいです。
こちらこそヨークさんの感想観るのも本当に楽しかったです。
ヨークさんの感想はいつも想いが込められてて読んでて豊かな気分になれますので。
また来期も共に感想頑張っていけたら、と思ってます。

今回はコメントありがとうございました。最後の最後で改めてこのアニメの良さを噛み締める事が出来て
二重に余韻を味わえて幸せです!

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