超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

LOSTAGE/eastern youth「KNNN 2013 vol.2」@新代田LIVE HOUSE FEVER 13.6.20

2013-06-21 20:38:22 | ライブレポ

















昨日、eastern youthとLOSTAGEの対バンを観に行って来ました。















◆eastern youth
1.グッドバイ
2.呼んでいるのは誰なんだ?
3.自由
4.街はふるさと
5.大東京牧場
6.敗者復活の歌
7.故郷
8.砂塵の彼方へ
9.夏の日の午後




MCで「あの人寂しがりだったからさ」とか
「ボスキャラが死んでしまったので僕の中で札幌は終わりました」
「(「故郷」の前に)この曲はコード進行をブッチャーズの「アリゲーター」から、
 ギターソロを「ラリホー」という曲からパクりました」
という数々の吉村さんに関してのMC、
その度に胸がきゅうっと締め付けられるような感覚にはなったんですが
でも、それでも全編に渡って「生きていくんだよ!」という力強さが滲み出ていて
それに触れているだけでも心地良かったライブでした

いつも以上に駄々踏みながら必死で演奏する吉野さんのパフォーマンスに胸を打たれつつ、
「グッドバイ」にはやはりある種の美しさが宿っているなあ、とか
「街はふるさと」は吉村さんに捧げたかのようなフリと心意気があったり
「大東京牧場」では迫力満点の緩急も付けたエネルギッシュなアンサンブルに痺れたり
「敗者復活の歌」~「故郷」の流れはどちらも若々しい躍動感があって良かった
バシッと決まっていた「砂塵の彼方へ」から、
モッシュも起こった「夏の日の午後」の鉄板の盛り上がりまで
気合一閃が延々と続いていた印象のライブ、変にベテラン感がないのが素晴らしいなと思いました
ハイライトはやっぱり「街はふるさと」だったかな。

吉野さんは一足先に札幌まで行って心の整理を付けてきたそうです
SEもブッチャーズの「never give up」が使われてたりして、盟友に対する愛情すら垣間見れたライブになってて
その意味でも記憶に残る一夜だったと思います。後攻のロストエイジも触れていましたし。




◆LOSTAGE

1.BROWN SUGAR
2.断層
3.BARON
4.楽園
5.僕の忘れた言葉達
6.新曲
7.喉
8.BLUE
9.DOWN
10.ひとり
11.カナリア
12.新曲
encore
13.RED
14.手紙






一曲目の「BROWN SUGAR」のイントロの時点で「あっ、これは勝ったな」って雰囲気になるのはなぜなんだ
なんかもう・・・一音で場の空気をロストエイジ色に染めてしまうパワーがある楽曲だなと
改めてこの曲の凄さを満喫しました
続く「断層」では相変わらずの不敵な歌声にグイグイ気持ちを揺さぶられつつ
メロディアスな「BARON」で更に場の空気を盛り上げて序盤に絶頂感を演出した後に
バラードとはいえ温い空気は一切なかった張り詰めた「楽園」で小気味良いメリハリを付ける
出だし好調という言葉が似合うような良いスタートを切って順調に進むライブ

しかしここで個人的ハイライトが訪れまして、それは「僕の忘れた言葉達」でした
ロストエイジのライブでは安定感の他にいっつも安定以上の限界突破を見せる瞬間があって
この日の「僕の忘れた言葉達」はとにかく歌にいつも以上にフォーカスを当てていた印象で
執拗に「僕の忘れた言葉達を~」とガムシャラに歌う兄弟の姿は、
ちょっとこの曲のキャパを越えてしまったかのような感動を炙り出していて
「雨のち晴れの空を-」というフレーズも今このタイミングでやるには絶好のフレーズの様に感じてしまい
結果通常以上の興奮や感銘を得る事が出来た気がします
この曲はいっつもライブ映えするんですけどね、
でもやる度に熱量が上がってるように感じるので本当にいつも聴くのが楽しみな曲です
今や確実にアンセム化してるな~、と嬉しくなりつつ

かなり不穏な感触の新曲が聴けたのも嬉しく
続く「喉」では拓人さんのギターが凶暴に吠えまくってたイメージ
割と静か目の曲だけに合間合間の爆発パートのカタルシスがやっぱり凄かったですね
MCで岳久さんが今仮免になっちゃったから運転は二人にしてもらってる~という趣旨の話をされた後
「だから、体力がいつもより余ってるんでここから更に頑張ります」的な発言をして(相当ニュアンスです)
勢いよく「BLUE」に突入!この曲も歌詞を丁寧に歌う意識が今まで以上に強く感じられて
それもあってより沁み入るように響いてた気がするなあ。


抑え切れない哀愁を轟音で吐き出す「DOWN」はこれまた凄まじい仕上がりでした
拓人さんの耳をつんざくギターの破壊力は最早天井知らずになっていて
歌う、というより吐き出すように声を出すボーカルも容赦なくガンガンと衝動に訴えかける
その所為でこの曲もまた今までの限界を突破されたような切れ味を奏でていました
続く「ひとり」では逆にメロディの華やかさを感じられたり
「カナリア」ではすっかりヘドバン現象が定着していたり一曲毎に様々な個性が出るのもまた面白い
吹き出す様に性急に歌っていた後半のボーカリゼイションもまたガムシャラで良かったです

最後に披露された新曲は心なしかブッチャーズっぽい?いや、気のせいだったかもしれませんが
とても優しい印象のミディアムバラッドでした でも最終的には轟音に変化して
でも轟音なのに包み込んでくれるような感覚があるのが尚素敵だな、と
優しい轟音・・・と書くと矛盾してるように思えますが
でも全然矛盾だとは思わずに堂々とそう表現したくなる。また、一歩表現の幅が深まったような新曲でした。
いいもの聴けました。


アンコールはこれまた切れ味抜群の「RED」!
ものすっごい久々に聴いたんですが久々感があんまりなく
むしろずっと研ぎ澄まされてきたかのような色気の放出が凄かったですね
まるでかまいたちのようなバンドだなあ、とか感じつつ
ラストは「手紙」、
この日は最近お馴染みの絶叫的合唱は起こりませんでしたが(笑
その分素の格好良さと3人の「手紙」の完成度をしっかりと味わえた印象で
それはそれでまた個人的には良かったなあ、と思います 余韻を残しつつの深みのあるライブでした。
鉄板以上を余裕で毎回魅せられるロストエイジのバンド力はやはり至高だな、と再確認。
毎回音楽的オルガズムを揺さぶられています。この日も最高でした!












「僕の忘れた言葉達」や最後に披露された新曲等の存在によって
コアでありつつも聴き手を内包出来る力も携えたバンドになって来てるな~、と
「楽園」や「喉」などのメリハリも良かったしある意味入門にも相応しいような一夜でした。
そのくらいベストを刻んでたという事ですね。
イースタンも、ロストエイジも本気印のライブをどうもありがとうございました。
ロストエイジはこの後関東のライブも多くなって来ているので行ける所は行きたいですね。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿