台風被害 TPPどころではない

2016年09月30日 | 政治・経済
9月29日の東京新聞こちら特報部では、「北海道は今夏、未曾
有の台風被害に襲われた。」ということで、北海道芽室町で取材した
記事を載せています。
記事の最後の部分
 高い場所にある畑の一部が崩落したという芽室町の男性農家(38)
は「(海外の安い農産物に依存してしまうと)生産量が落ちて売って
くれなくなった時はどうやって食料を確保するんだろう。農作物は
大変な思いをして作っているのに、消費者には当たり前に手に入る
ものだと思われているのだろうか。何だか寂しいよ」
 町内の別の男性からは「北海道では農業の復興に全力で進まなけ
ればならない状況にある。攻めようにも攻められないときに、農家が
懸念するTPPを進めるなんておかしい」と怒りも漏れる。
 北海道は2月、TPPが発効した場合、道内の農林水産物の年間生
産額が最大で5百98億円減るとの試算をまとめた。大田原高昭・北
大名誉教授は「北海道の農業は専業体制で、地域経済に占める比率
も高い。TPPの不都合な面に触れずに進む議論は空虚だ」と指摘。
輸出のために規模を拡大するほど、化学肥料や農薬に頼らざるを
得なくなる。小規模でも高品質な日本の農業を守らないで、『攻め
の農業なんて成り立たない」と批判し、こう警告した。
「未曽有の災害が起きた中、追い打ちをかけるようにTPPの議論が
進められて失望した。国がいう構造改革は、規模の拡大を求め、
今ある小さな農家をつぶすことと同義。復旧への意欲を削ぎ、離農
が進みかねない」      以上

見出しの中に「離農すすみかねない」というのもありますが、
私は安倍晋三らが望むことは、まさに離農なのではと感じました。
北海道の大きな畑を大企業が手にできれば願ったりかなったり。
安倍晋三らが望むことは、どの分野においても富の一極集中で
自分たちは、その一部の特権階級であればいいとしている。
99%はどうでもいい。
農家から貧乏人を輩出できれば、戦場に向かわざるを得ない若者
も増えるだろう。
国民を貧乏にしすぎても税金を取り立てづらいが、そんなことは
どうでもいいことなのだ。
我々には兵器産業という切り札があるのさ。ふ・ふ・ふ
という気持ちでしょう。
この記事に十勝地方の台風10号被害について、農業関係者と懇談
する安倍首相=14日、北海道帯広市で
という写真があります。
安倍晋三は眉間にしわをよせ口をへの字にしている。
それを見て真面目そうな顔なんかしてるんじゃないの!!と
思いました。

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