にいや徒然エッセイ

「あめつち」に響く歌声の持ち主、シンガー・ソングライター「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

省エネ農業~田植えデー

2017-05-12 | 田舎暮らし

最近では田舎でも稲作をやらない家が増えて来たが

わが家はまだ踏ん張っている。

今日、やっと田植えの日を迎えた。

種もみから苗にまで育てたのは母。

温度管理と水やりで2週間気をもんだ母は

メニエールらしいめまいと吐き気に襲われたそうだ。

口は達者でおおざっぱなくせに無駄に心配する母には

ボチボチ稲作も負担なのではなかろうか。

 

なるべく手間暇を掛けないように

「省エネ」が前提の「なんちゃって稲作」でいこうと

弟と私は合意している。

それでも1町3反の田植えは2日がかり。

今年は苗の出来が特に悪かった。

苗のことはすべて母の仕事にしてしまっているが、

あの方に「丁寧な仕事」という発想はない。

「何をおいても早く終わらせる」が目標のようだ。

その結果だと私は思っているのだが、

苗は全体的に黄色でところどころ茶色に枯れたりしている。

大丈夫かなとは思った。

予定よりかなり早く育苗器から出して

ビニールハウスに移した。

青白いひょろんとした苗はやはり弱かった。

初夏のような暑さと

夜明け前の霜の寒さに耐えて育ってはくれたけれど、

どうみても栄養失調な苗。

植えるにしても、

田んぼにはった水が多すぎたので苦戦した様子。

かなりの割合で苗が水に浮いていた。

さてさてどんな米ができますやら。

夏には田んぼの水管理と草刈りになる。

弟はやるなと叱るが、あの母の性分。

炎天下での田んぼに入って草取りをしていた。

お年寄りが炎天下の野良で命を落とすことは珍しくない。

叱られるので隠れて田の草取りをやっていたが、

ある日具合が悪くなってへたり込んだと告白した。

去年からやっと諦めてくれた。

頑張っているのを褒めてもらうのが

農家に嫁いだ女性の誇りという時代があった。

今ではお嫁さんは「れっきとした個である」

と世間で認められている。

それに・・他人は他人、私は私が確立した時代になった。

どうしたって褒めてはもらえないし、

嫁いできた先の夫はもう居ない(笑)

うすくもりからどんよりした空になり、

雨が落ちて来た頃にちょうど予定分を終了した。

明日は残り半分の田植えだ。

 

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