にいや徒然エッセイ

「あめつち」に響く歌声の持ち主、シンガー・ソングライター「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

無名シンガーの挑戦(2)

2016-11-04 | スピリチャル

12月公演「ひと、花、いのち」開催への強い思いはあるが、

お客様の数がぼちぼち見えていなくてはいけない時期に、手つかず。

奔走していなくてはいけないが、さてどうしてものかというお寒い状況。

以前紹介してもらった方に電話をして、協力をもらえないかと打診した。

私が無名であること、熱意が感じられないと単刀直入に言われた。

コンサート内容はお会いして話ができると勝手に思っていたが

先方は多忙そうな中電話に出て下さったようで

電話口の向こうでは何人も忙しく働いて居る気配。

最初の何十秒間かのチャンスを活かせなかったのだと思った。

集客のことを計画的にすすめてからやるべきだと言われた。

やめた方が良いと先方は言われた。

まったくもって言われるとおりなのだ。

お手間を取りましたと切るしかなかった。

 

別件でも問題多発。

意気消沈して途方にくれてへたりこんだら、部屋の隅の段ボール箱が目に留まった。

捨てようとして捨てて居ない本があふれそうになっている。

何となく手にとって適当に開いたページに

「あなたはひとりではない。守られている」という一文があった。

誰に守られているというのだろう・・。

そう思った時に唐突に誓子さんのことを思いだした。

私よりいくつか年上だった。

45歳で亡くなったが、とっくに私の方が年上になった。

「歌って」という言葉が胸におりて来た。

「何を?」誰にともなく心の中で聞くと

「何でもいい」と聞こえた。

彼女を歌にした「誓い」をひと節歌う。

「たとえ誰もいなくても歌う」

たぶんそれが私の存在理由だ。

やさしくも決然とした「指令」を受け取った。

12月が近い。

3日は彼女の命日だ。

そして父の3回忌を迎える。

クリスマスが近いある朝、

病室でラジオから聞こえて来た「アメイジンググレイス」を口ずさむのを

父は静かに聞いていた。

父も私を守ってくれているのだろう。

しばらく泣いて、歌えることが幸せに違いないと思えた。

友人からメールをもらった。

「12月9日に行く。最高のパフォーマンスを。」

奔走することをやめて、歌に集中しようと思う。

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