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不貞の5年後の離婚で慰謝料が30万円しか認められなかった事例

2016-12-07 18:00:39 | 離婚とお金

 福岡地方裁判所平成27年12月22日判決は、不貞から5年後の離婚に関する慰謝料請求について、慰謝料30万円しか認めませんでした。

 同判決の認定する不貞とは、2回にわたりデリバリーサービスで口淫のサービスを受けたというものです。ですから、それ自体を慰謝料の対象とするのであれば慰謝料額が数十万円となるのは容易に理解できますが、同判決はあくまで離婚についての慰謝料を求める訴訟の判決であり、判決も不貞の内容についてはあまり重視していないように思われます。

 判決は、むしろ、不貞から5年間同居が続いたこと、最終的に婚姻関係が破たんし離婚に至った要因としては夫婦間の性交渉の持ち方、住居の場所・借金の返済に関する考え方の違いがあげられ、不貞は破綻の大きな要因ではないとし、慰謝料額を30万円に抑えたものです。そのような認定をするについては、夫婦が不貞後に自宅を建築することを計画したなどの事情があったため、不貞により直ちに婚姻関係が完全に破たんしたものではないとの理由があげられています。

 不貞があった夫婦間において、離婚についての慰謝料を請求する場合、不貞から離婚まで長期間が経過していると、夫婦関係破綻と不貞との因果関係がないか薄いとされ、慰謝料が認められないか減額される可能性があります。もちろん、不貞から離婚まで長期間経過していても、不貞直後から別居しているような場合には慰謝料額が大きく減額されない可能性はありますが、不貞後ただちに離婚をしない場合には将来離婚をする場合でも慰謝料額が減額される危険があることは念頭に置くべきでしょう。

 

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