相談料・着手金無料 新潟の弁護士による交通事故ブログ(新潟県の交通事故) 

弁護士齋藤裕(新潟県弁護士会)のブログです。交通事故の記事をまとめました。お悩みの方は025-211-4854にお電話を

逸失利益と定期金賠償方式(交通事故)

2017-07-14 10:41:28 | 死亡事故

 交通事故によって、事故時あるいは症状固定時から被害者死亡などまでの長い期間にかかる損害については、一括で払われる場合には中間利息控除がなされることになり、被害者らが受け取る金額がかなり小さくなることがありえます。

 他方、定期金賠償方式により定期的に賠償を受け取る方式にした場合、中間利息控除がありませんので、実手取り額が高くなる可能性があります。

 この点、事故による死亡時あるいは症状固定時から就労可能年数にわたり算出される逸失利益について定期金賠償方式によりうるのか問題となりえます。

 名古屋地裁平成26年8月21日判決は、死亡に伴う逸失利益は死亡時に現実化しているとして、定期金賠償方式を認めませんでした。

 東京地裁平成15年7月24日判決は、死亡に伴う逸失利益について定期金賠償を認めていますが、その後には死亡に伴う逸失利益について定期金賠償を認めた事例はほとんどありません。

 後遺障害に伴う逸失利益については、死亡に伴う逸失利益と異なり定期金賠償が認められる余地があるとする裁判例も結構ありますが、実際に認められることはほとんどないようです。

 債権法改正により中間利息控除の利率は下がることになります。しかし、それまでに発生した事故について5パーセントの中間利息控除でかなり金額が低くなるということでは、不公平ともいえます。ですから、逸失利益の定期金賠償という方法も活用されるべきように思います。

 

交通事故でお悩みの方は当さいとうゆたか法律事務所(新潟県弁護士会所属)の弁護士齋藤裕にご相談下さい。交通事故の相談料は無料です。まずはお電話(025-211-4854)かメールをなさって下さい。

 

                       弁護士 齋 藤 裕(新潟県弁護士会所属)

新潟の弁護士による交通事故ブログトップ

 

 

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« インピンジンメントと素因減... | トップ | 労働能力を喪失する期間が短... »
最近の画像もっと見る

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。