上杉ともゆき「新潟大好き!」

ふるさと新潟に元気注入!!

障がいのある人ない人

2007-11-17 | 政治活動・政策課題
にいがた自立生活研究会主催の「障がいのある人もない人も暮らしやすい新潟に~野沢和弘さん講演会~」を聞きに行きました。
講師の野沢さんは毎日新聞夕刊編集部長。ご自身も知的障がいのお子さんを持ち、千葉県障害者差別をなくす研究会座長として「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」の制定にご尽力されました。障害者差別の実態や条例制定までの苦労談、障害児を持つ親の気持ちや体験談など、少しの笑いと多くの涙を誘いながら熱く話してくださいました。
泣けた話は私が話しても泣けないので、面白かった話をひとつ。障害を持つ人の割合は不思議と決まっている。もしも神様のいたずらで視覚障害の割合が過半数を超えたとしたら、視覚障害のあるその人は市長になると言う。公約は財政再建と電力節約のために町中の電灯を消すこと。すると市民から明かりがないと困ると苦情が来る。そこでその人はこう答える、「市民の大半は視覚障害なので明かりがなくても困らない。一部の人のわがままには付き合えない」と。
笑えるけど笑えない話です。障害とは身体的に(できる)(できない)ではなく、社会的に(多い)(少ない)の問題ということ。今の社会は(できる人)が(多い)ので(できない人)が理解されにくいのです。野沢さんのお話はとても分かりやすく心に響きました。障がいのある人もない人も暮らしやすい新潟にするために、まずは人々の意識を変えていかなくてはならないと思いました。とても勉強になった講演会でした。

今日の新潟はのち
夜は連合新潟地協定期総会懇親会に出席。
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2 コメント

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ありがとうございました! (まるさと)
2007-11-19 10:42:52
お忙しい中、講演会に参加いただき、また、早々に感想をブログに書いて下さり、ありがとうございました!
追加 (まるさと)
2007-11-19 10:47:06
書き忘れました。追加です。
完結なコメント、さすがですね。

>障害とは身体的に(できる)(できない)ではなく、社会的に(多い)(少ない)の問題ということ。

それもそうなのですが、石川准先生(社会学者で全盲)は、”配慮の平等”とことをおっしゃっていて、
(気付かないけれども)すでに配慮されている人と、
配慮されていない人がいるのであって、
そこに不平等性がある、ということを指摘しています。

蛇足でした。

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