上杉ともゆき「新潟大好き!」

ふるさと新潟に元気注入!!

臨時会最終日

2013-01-23 | 議会報告
県民投票条例についての臨時会最終日。午前の特別委員会において各党会派から党議結果が報告され、採決の結果、反対多数で原案は否決となりました。午後の本会議では、修正案が提出され討論が行われましたが、採決の結果、修正案、原案ともに否決となりました。

県民投票について「国策には馴染まない」とする意見もありましたが、私個人としては、あらゆる政策について住民投票の機会を排除すべきでないと考えます。最終的には国が判断する問題であっても、住民が意思を表明することは重要なことです。会派内においても、この点についての議論が深まらなかったことは残念です。

ただし、住民投票の手順としては、首長や議会が専門的知見を踏まえて議論を尽くした後、その判断の可否を問うために「最後の手段」として実施すべきもので、旧巻町の住民投票はその例です。福島原発の事故の検証が済んでおらず、国の安全基準も定まらない中で、知事自身が「再稼働の議論はしない」とする現段階での県民投票は時期尚早であると判断し、原案には反対しました。

また、このような重大なテーマについては、賛成反対だけでなく、判断できないという県民も多いと思います。命や生活に関わる問題だけに、多数決で決めることにも疑問があります。修正案でも二者択一の部分については議論が深まらず、悩んだ末に反対としました。

今回、知事は「投票は実施すべき」としながらも、自身の稼働判断の部分については一切言及しませんでした。このような知事の不鮮明な態度に対する議会の不信感も、議論が深まらない原因のひとつではなかったかと思います。

今後は、原発の稼働について国の動きを注視しながら、県議会において議論を進めてまいります。その中で県民の意思をどのように把握、反映できるかについても引き続き探っていきたいと思います。



今日新潟は
夜は、花絵プロジェクト事務局打ち合わせ。

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