日本刀鑑賞の基礎 by ZENZAI    刀剣女子のためにも

日本刀の魅力を再確認・・・刀のここを楽しむ

刀 貞弘 Sadahiro Katana

2017-04-21 | 
刀 貞弘


刀 貞弘永和三年

南北朝時代後期の長舩貞弘の、平造の刀。いわゆる南北朝体配の一つに、このような平造がある。「水神切兼光」が良い例だ。水神切兼光もそうだが、互の目丁子出来ではない。兼光の場合は相州伝の影響御を受けた焼刃で、この貞弘の場合にはいわゆる小反と分類されている南北朝時代後期に隆盛した備前刀工群の一人。刃文が小模様に乱れているのが特徴。小反は、専ら南北朝初期から中期の大造の太刀に比較して扱い易い小振りの太刀を製作しており、この平造に関しては、先幅たっぷりとした姿だが寸法が一尺九寸ほど。今では脇差に分類される寸法だが、当時は片手で扱う刀。さぞ革鎧などがばっさりと斬れたであろう。杢目を交えた板目肌が肌立つ傾向にあり、凄みのある映りが立っている。

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