日本刀鑑賞の基礎 by ZENZAI    刀剣女子のためにも

日本刀の魅力を再確認・・・刀のここを楽しむ

脇差 信國 Nobukuni Wakizashi

2016-11-12 | 脇差
脇差 信國


脇差 信國 

 信國は山城刀工だが南北朝期に相州の影響を受けた刀工で、古伝のままの直刃出来と、湾れ互の目出来の、二手がある。室町初期応永頃の本作はその相州振りが強く意識された作。身幅広く重ね控えめは南北朝から室町初期の特徴的な造り込み。この工の得意とした彫刻も冴えている。地鉄は板目流れの良く詰んだ鍛えで、全面が細かな地沸で覆われてその一部に湯走りが掛かる。刃文は形の揃わない湾れの中ほどに互の目を加え、帽子は浅く乱れて深く返る構成。小沸主調の焼刃は、刃境にほつれがかかり、沸筋、喰い違い、二重刃が顕著に現れ、刃中にはその連続になる砂流しが加わるなど沸による変化に富んだ働きが窺える。
ジャンル:
文化
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 短刀 甘呂(俊長) Kanro Tosh... | トップ | 短刀 金道 Kinmichi Tanto »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

脇差」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。