アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

どんぐり工房、今月の草木染め講習会

2016-10-22 23:39:28 | 草木染め
   きょうは、10月のどんぐり工房定例草木染め講習会でした。

   使った材料は、アベマキのカクトとセイタカアワダチソウ。どちらも、参加者の珉さんにもってきてもらったものです。

   とくにアベマキのカクトは、この辺りではほとんど拾えない貴重品。私宅にも一本ありますが、拾えるのはほんのわずか。こんなに贅沢につかえてうれしい。

   クリの皮やいがの染めよりさらに濃い茶色になります。税所はベージュに。白っぽい布は、ポリエステル混紡らしく、染まりつきが悪く、ともすれば浮いてしまいました。

   鉄媒染で濃いグレーに。

   そのあと、消石灰の上澄み液に入れたら、深みのある茶色に変身。ポリエステル混紡の布は、ほかの布の色とは違うピンクがかった茶色におさまりました。

    染めあがった布。きょうは、参加者7名でしたが、持参なさった布が多く、染液もたくさん用意できたので、ことのほか大量の染めができました。空きの色の染めです。

    このブラウスは、元は白。お気に入りなのに、里芋の葉を茎ごと抱えて歩いたときに、裾のほうにべったりしみがつきました。薄い色だとしみが目立つので、アベマキで染めた後、鉄媒染液に。そうしたら、美しい青みがかったグレーになり、しみがすっかり見えなくなりました。

    黄色い糸は、荒物屋で100円で売っていたというタコ糸。セイタカアワダチソウのアルミ媒染です。茶色はアベマキ。

    草色のパンツは、もともと水色。セイタカアワダチソウのアルミ媒染で、さわやかな色に変わりました。後ろの草色は、鉄媒染。

    こちらは、毎月ほぼ参加している友人が、いったん捨てようとごみ袋に入れたご主人の古いゴルフ帽。白くて色がつかえていたものが、すっかりよみがえりました。

    絹の手袋です。先端の田の模様は、洗濯ばさみで。

    和裁をなさっていた方からいただいた絹の端切れで、三枚のスカーフができました。左からアベマキの鉄、セイタカアワダチソウのアルミと鉄。彼女からはたくさんの布をもらったので、これはおかえしにさしあげました。半襟にも仕立てられるとおもいます。

    今年は、何度もセイタカアワダチソウで染めました。採取どきがよかったからか、量が多かったからか、いつにもまして、美しい黄色が生まれました。でも、もうこの花も終わりに近づきました。来月の染めは、11月27日日曜日。ソヨゴの葉、桜の枝が手に入りそうなので、晩秋の赤っぽい茶色の出る染めをしようとおもいます。お申し込み・お問い合わせは、どんぐり工房まで。なお、工房での定例の染め講習会は、年内は来月が最後です。











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