背骨や腰を鳴らす習慣のある人がいますが、
背骨は神経があって大事なところですから、やめたほうがいいですね。
過可動の状態になっている可能性があります。
過可動の状態では、関節弛緩症といって
伸ばす状態をとると関節が弱くなってしまいます。
簡単にいえばストレッチがよくないということです。
背骨を鳴らす方は、運動をしているときに
たまたま気持ちがよかったからとクセになっていることもあります。
腰の辺りがもやもやするとやりたくなるようですが、
肝心なところは動かなくて、動きやすいところが動き、
関節がぐらつく可能性があるのです。
関節がぐらつくと、血行が悪くなって体調が悪くなります。
関節弛緩症かどうかの手がかりは、腰を曲げて手のひらが床にぺたっとつく、
バレリーナのように開脚でぺたっとつく、背中で両手が組める、
親指が手首につくといった、要するに「柔らかい」といわれる人です。
じん帯がしっかりしていないので柔らかい。
この状態が、関節が緩んでいる証拠です。
ちなみに「じん帯」とは、強靭な結合組織の短い束で、
骨と骨を繋ぎ関節を形作るもので、関節の可動域を制限する働きもあります。
「体が柔らかい」といわれる人は、意外に健康体ではなく、
たいていは腰が悪かったり、
首が悪いのです。
ですから、それ以上関節に刺激を与えるストレッチは避けてください。
勘違いしないでいただきたいのは、体が固い人が筋肉を緩めたり、
訓練で曲がるようになるのはいいのです。
寝違えたときのことを例にすると、ふつうの人は、曲がらなくて痛いのです。
関節弛緩症の方は、曲がるけれど痛いという症状です。
そして治りにくいのです。
治りにくいといえばボディビルダーも筋肉を無理に作っているので、
神経の反射が弱く、瞬発力も弱いという特徴があります。
プロ野球を引退したK選手は筋肉質でがっちりしていましたが、
ケガが多かったです。
一方、今もアメリカメジャーリーグで活躍しているI選手は、
筋肉が少なくて、瞬発力をつける訓練をしています。
同じスポーツ選手でもトレーナーの指導でいかようにもなります。
いいトレーナーにめぐりあえれば、
ケガがなくて、勝てる選手になれるわけです。
柔道整復師は、じん帯が緩んでいるところは固定しておき、
治療しようと思ってはいけません。
柔らかい患者さんにはストレッチを避けて、
縮めるようにする治療を心がけます。










