中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中身が紫色の山芋

2018年01月04日 | 少数民族の食べ物

南人民出版社から2013年に出版された本に「原味雲南」と云う本があります。私が良く行く昆明の個人経営の書店で、以前この本を見つけて買ったのですが、この本は雲南省の沢山の様々な食べ物に付いて記したものです。この本は、私の様な中国語の水準が低い者にとっては、中国の本にしては珍しく沢山のカラーの写真も載っており大変に解り易い上に、写真が豊富なので大変面白く読む事の出来る本の一冊となっています。

この本の中に、中身が白色の山芋と紫色の山芋の写真が載っています。更に、中身が黄色の山芋も雲南省には在るとの記述があります。この本に拠れば、中身が黄色の山芋は、普洱周辺で採れるとの事です。但し、その中身が黄色の山芋の写真はありません。残念ながら、この本でも中身の紫色の山芋が雲南省のどの辺で採れるかの説明は無いのですが、先月雲南省紅河哈尼族彝族自治州の河口県の農貿市場で中身が紫色の自然薯を偶然に見っけたので買ってきました。

元々この本を読まなければ、そもそも中身が紫色の山芋や黄色の山芋が中国の雲南省にある事は知る事は無かったので、農貿市場でも注意してみる事は無かったので、中身が紫色の自然薯が売られているのを見逃したかしれません。

外見からは自然薯の中身が紫色かどうかは分かり難いです。中身の紫色の自然薯も切って少し経つと変色して、切り口から見ても中身が紫色の自然薯かどうかは見分けが付きませんので、余程注意しないと分からないと思います。河口県の二か所の農貿市場では、中身が紫色の山芋(中国語では山药)を見つけたのですが、以前行った事のある同じ紅河州の建水県や石扉県等の農貿市場にもあったのかどうかは分かりません。その頃は余り注意を払っていませんでしたので、、、。

この本を読む前には、河口の農貿市場には行った事はありますが、その時にはあるかどうかも分かりませんでした。今度普洱に行く機会があれば、今度は中身が黄色と云う自然薯を是非とも見つけて買いたいと思います。

中国語検索エンジン「百度」等で検索しても中身の紫色の山芋の写真は結構掲載されていますが、中国のどこでその中身の紫色の山芋が採れるかの記事は無い様です。ネットで調べても黄色い山芋があるかについては記述や写真も見当たりません。で何処で採れるかについての記事等も、当然検索では引っ掛かりません。但し、山芋を煮ると赤く変色するが食べられるかとの質問とその回答については記事があります。

紅河ハニ族イ族自治州河口県の農貿市場で、見かけた中身が紫色の自然薯。これは外皮の下が紫色なので、直ぐに紫の山芋と見分けが付きます。

 

こちらの方は余程注意しないと紫色の山芋とは分かりません。私は、偶々「原味雲南」と云う本読んで、雲南省には中身が紫色の自然薯がある事を知っていたので、それなりの注意を払っていたので紫色の山芋も見つけた様なものです。

 

この様に中身が紫色です。黄色い自然薯もあるとの事ですが、そちらの方は未だ見つけておりません。

 

買ってきた自然薯を切るとこの様に紫色をしていますが、切り口も空気に触れると直ぐに変色して切り口の外見から見ても中身が紫かどうかは見分け付きません。

 

こちらはすりおろしたものですが、空気に触れるとすぐ変色して、この様になります。粘り気はかなり強いです。日本には、このような中身が紫の山芋があるのでしょうか?

山芋(山药)と自然薯

 

 

 

 



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