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日本人には余り馴染みのない中国貴州省について、また今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州、大理古城についても

政治的な色彩を帯びた調査には注意が必要その1

2016年10月12日 | 中国メディアの中の日本

中国語ウェブサイト澎湃新聞に10月7日付で、「日本人の8割が中国に好感を持っていない?政治的な色彩を帯びた調査には用心すべき」と題して中国人が書いた大変興味深い記事が掲載されました。

この記事に拠れば、今年行われた内閣府調査結果中国に親近感が無いと答えた中国人は約83%に上ったとの事。これは、2014年に行われた同じ内閣府の調査に比べ0.1%増えて、最高を記録したとの事です。この記事を書いた人は、日本人の中国に対する好感度調査の結果を受けて、日本人の友人に意見を求めたとの事です。そうしたところ、その友人は、「この調査結果は日中関係の一部を反映しているだけだ。この調査の形式の項目の一部を変えて、中国文化や中国人に親近感があるかを尋ねれば、結果はもっと違ったものになるだろう」と答えたとの事です。もし日本人に「中国の古典文化に親近感があるか」を尋ねたら、かなり多くの日本人が「ある」と答えたと思われるともしています。

また、この記事では、3000名に対して二年に一度行われた内閣府の外交調査に回答した人数は約50%との事で、必ずしも日本人の考えを代表するとは云えないのではないかと疑問を投げかけています。また、日本人の約85%の日本人が日中関係は悪いと答えているものの、その一方で約73%の日本人が今後とも日中関係は大変に重要と答えているのでその点に注目すべきとしています。(注:因みに、日中関係は重要では無いと答えた日本人は約22%との事)。また、日中関係は重要と答えた日本人は20歳から40歳の年代が多かったとの事で、この点にも注意を払うべきではないかとも指摘しています。

日本多くのメディアが日本人の対中感情が悪化したの原因は「中国の漁船が東海(日本海)でサンゴを乱獲する、中国の海洋船が尖閣周辺を巡行する、南沙諸島に飛行場を建設する等の事柄を報道をする事で、日本のメディアが中国がすぐにでも日本を侵略するような雰囲気を作り上げ、民衆の中国に対する嫌悪感を利用する、隣国の大国中国の脅威を口実に安倍政権が安保法案をでっち上げる等している事を鑑みると、この内閣府の調査も、かなり政治的な色彩を帯びていると云わざるを得ないともしています。

日中関係は政治、経済、文化等各方面に及び日本人の対中感情も多方面に及び、複雑で、「好感度」と云う言葉だけで表すことは出来ない。一部の日本人は、中国が経済大国になるに連れて、中国に対して敬意を表する一方で、嫉妬や中国が大国になる事に対する警戒感も生まれている。また、一部中国人旅行客がマナーを守らない事に対する蔑みの感情がある一方、一部では暴買に対する感謝もある等日本人の中国人に対する感情も複雑であるとも述べています。

この記事を書いた中国人は、日本に旅行した事のあるメディアの人とあり、実名は記してありませんが、私としては、この時事を書いた中国人の考えには大いに頷ける点が多いです。私が接する中国人の数は、高が知れてはいるのですが、日本に悪感情を持っている人は現在では私の周囲にはいません。また、国家と国家と関係は別で、私達一般人には国家間の関係はどうにもならないと云う中国人もいます。知り合いの中国人から日本を賛美する様な声を聞く事も多いのですが、私としては日本はそんなに良い国ではありませんよと云う事も屡々です。

今私は日本に住んでいないので分かりませんが、ネット上で日本のメディアの中国に関する報道を見ていると日本のメディアの中国報道には矢張り違和感があります。また、メディアの報道と日本人の意識にはズレがあるように思います。

 

 

 

 

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