中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

「你的名字。」と「口噛酒」について

2016年12月07日 | 中国事情

先日、日本語を教えている学生達に誘われた事もあり、「你的名字。」(君の名は。)と云う日本の映画を観に行ってきました。恐らく学生達に誘われる事がなければ、この映画も観る事は無かったので、学生達から誘いがあったので大変良い機会と思い映画を観に出かけました。

中国で映画を観るのは、実に久しぶりの事なので、今は映画の代金が幾らなのか全く検討が付きませんでしたが、チケット代は23元でした。私達が行った映画館は、座席が、70席程度のミニシアターだったので、もっと規模の大きい映画館では代金は、もっと高いのかも知れません。「君の名は。」と云うアニメ映画は、日本のマスコミでも報道されている様に、中国でも人気が大変高い様で、夕方5時放映と云う時間帯なのに、6,7割がた、席は埋まっていました。その後の回も7,8割がた席が埋まっている様でした。

この映画の中に、口嚙み酒と云う酒の話が出てきますが、中国語でも「口噛酒」(kou jiao jiu)と訳されていました。中国語の検索エンジン「百度」で「口噛酒」を調べると意外にも、中国語で書かれた日本酒の歴史の記述の中に「口噛酒」に付いての記述があり、口噛み酒の作り方は、映画の中と全く同じやり方で、日本では歴史の一時期に、口噛み酒を造ったと書いてあります。

今回「君の名は。」が中国でも放映され、ヒットしている事もあり、今後中国でも口噛み酒に関しての記述が増えると思われます。

魏書巻百 列伝第八十八 勿吉國と云う異国に付いて説明がある中に、口噛み酒に関してと思われる様な記述もあります。それに拠れば、勿吉國は、高麗國の北にあり、それぞれの邑には長がおり、王はいない、その国には、牛は居ないが、馬車はある。粟、麦、高粱がある、そして「嚼米醞酒,飲能至醉」とあり、確かに米を噛み、酒を造るとあり、飲めば酔うとあります。その国の南に、大きな山があり、魏國では、それを「太白」と呼ぶとあるので、朝鮮の北方の地太白山付近にあった様です。

『隋書』靺鞨伝にも、「相與偶耕,土多粟麥穄。水氣鹹,生鹽於木皮之上。其畜多豬。嚼米為酒,飲之亦醉」とある様に、米を噛んで酒とす、之を飲むと酔うとの記述があります。勿吉國は靺鞨族に服属していたとの説もある様です。

また、北史卷九十四 列傳第八十二は、高句麗、百済、新羅、契丹、勿吉、倭等の異国に付いて記述した物の様ですが、その勿吉に付いて触れた中に、豚はいるが、羊は居ない、そして「嚼米為酒,飲之亦醉」と記述があります。北史の勿吉國に書かれている内容は、魏書とほぼ同じ様な内容の様です。男性は、豚の皮で作った毛皮を着ており、女性はスカートの様な物を履いているとの記述もあります。北史では、勿吉国は、靺鞨とも云うとの記述もあり。また、彼らの住む家は、土で築かれ穴倉の様で、梯子を使い上から出入りするとの記述もあります。

このブログでも岐阜県高山市と雲南省麗江市と昆明市が友好姉妹都市である事は触れましたが、これを機会に飛騨高山市を訪れる雲南人も増えるかもしれません。

 

 

 

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