めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

諦めていた天体ショー

2012-05-22 17:15:39 | 日記
前日の天気予報ですっかり諦めていたのに、早朝妻の叫び声で目が覚めた。
実は、午前六時前に一度目が覚めて庭に出た時には、空一面に黒い雲が広がり
今日はやっぱりダメかと思って二度寝をしていたのだ

眠い目をこすりながら買い置いていた日食グラスをてにすると、なんと
雲間に薄く三日月が見えるではないか。いやそれは紛れもなく月に侵食された太陽だった。
もう死ぬまで自分の目で見ることはできない思っていたのに
その感動は人生の中でも五本の指に入るほどだった。

たかが日食ぐらいと思っていたが、人差指で隠れるほどの天体ショーは素晴らしいの一言だった。
カメラに撮ろうとしたが、直接覗けば眼底を傷めかねない。そうこうしている内に
金冠日食となった。心にこの感動を焼き付けようと思っていたら、庭の片隅に
カメラの使用済みフィルムネガが大量にあったのを見つけた。

それを何枚か重ねてカメラの前に置き撮ったのがこの写真だ。
日食用フィルムで見ただけでなく、曇った御蔭で、金環日食は肉眼でも見ることができ
写真に収めることもできた。前日には諦めていたのに、どんな形でラッキーに変わるのか
どんな時も前向きに考えることがいかに大事か、この天体ショーが教えてくれた。


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