めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

大災害は人災

2017-07-06 16:01:14 | 自然災害

都議会選挙が終わり、ミサイルの発射にうんざりしていると
またもや災害のニュースが飛び込んできました。
数日前から、西日本各地に梅雨前線が掛かり、局地的に
大雨が降っているのは知っていましたが、これ程にも被害が
甚大と成るとは思ってもみませんでした。
毎年、災害列島と言われるだけあって、日本各地に必ず
様々な自然災害が起こるのですが、いつまで経っても、私達は
大自然の猛威に余りにも無力としか言いようが有りません。

有史以来、日本列島は、毎年、人々に多くの災害をもたらし、
日本人は、その苦しみに耐えながら、この小さな島にしがみ付き
子孫を繁栄させてきました。
世界的に見ても、春夏秋冬、日本人は様々な自然災害を被りながらも
自然と共に生きてきた民族と言えます。
繰り返される自然災害は有れど、日本の自然が人々にもたらして来た富は
その苦しみを凌駕する豊かさで、日本人は、日本の自然に育てられ、
進化して来たと言えるのです。

しかし、私たち日本人は、この大自然の猛威に打ち勝ち、災害に強い
町を作る事を目指し、今日まで、日本列島を改造してきました。
河川を改修し、海と陸とは護岸で仕切り、浅い海は干拓をして
居住区や工場地帯を増やし、より豊かで便利な生活を目指しました。
戦争で日本中の都市が荒廃するも、世界が驚く程の高度成長で
日本は、世界でも屈指の先進国と成りました。

豊かな自然を利用して、自分達の生活をより便利で豊かにすることで
国民はだれもが幸せな生活を送れる様になったのです。
と書ければ、これからの未来はバラ色であり、幸せな毎日が続くと
確信できるのですが、現実は、私達国民の思いとは裏腹に、
生活は苦しく、日本の豊かな自然は、ことごとく破壊され、
人々の心は幸せを感じる事が少なくなってしまったのです。

確かに、私達日本人は、災害の少ない住む事に苦労しない
幸せな日本を築いて来たはずなのですが、現実は、全く思いとは
裏腹の人生を歩まなければならない人たちが多くなっているのです。
毎年起こる地震も集中豪雨も、自然災害と言えるのですが、
本当に、自然が原因でこれ程にも頻繁に多くの災害が生まれるか
と言ったらそうとも言えないのです。

梅雨時の集中豪雨は、近年異常なほどの降水量で、毎年その量は
増える一方で、常に数十年振りと言った言葉で語られる様に
なっているのです。
かつては、数十年振りと言う災害は、本当に数十年に一度のサイクルで
発生するとされていたのですが、近年は、毎年日本のどこかで、
数十年振りの災害と言う規模の自然災害が起こり、しかも、その記録を
毎年更新しているのが問題です。

この原因は、世界的な異常気象とされるのでしょうが、この異常気象を

作り出したのは、他ならない人類であることが更なる問題です。
私達が豊かな生活をしようとした結果、自然が破壊され、更には
それまでなかったような規模の自然災害が頻発するようになったのです。

この事は、他人事の様にも思えてしまいますが、実際は、私達が普段から

生活をしている事そのものが自然を破壊している事も事実なのです。
たった一人の行いは、大した事でない、たわいないものの、その数が
天文学的に増えた人類全体の行いと成ると、地球自体のバランスも
生き物達の生態系も変えてしまうのです。

長い歴史の中で、数百年前までは、人類は自然を利用する事は有っても

破壊したり絶滅したりすることは有りませんでした。
その為、自然災害も、過ぎ去れば、また新たに命を糧を与えてくれる為
人々は、あえて、自然を変えようとは考えはしませんでした。
与えられた大自然の富の中で、生き物達の1つとして、地球環境のサイクルに
準じた生活を続けていたのです。

所が、今や、海も山も、街も、日本列島の人が関わる所全てが

私達に都合の良い様に作り変えられてしまったのです。
危険な山間部深くまで住宅地が広がり、海は広く干拓が進み
生き物達の生活の場はことごとく破壊されたのです。

それまで、山に降った雨は、豊かに育った森林部分や山里で保水され

多少増水しようも、自然景観を壊すことなく、沢山の栄養とミネラルを
含んだ水は、海へとゆっくりと流れ下り、海の生物たちの栄養として
大きな役割を果たしたのです。

しかしながら、今の日本の河川は、人間に都合の良い様に作り変えられ

本来の保水能力も無くなってしまいました。
近年の山間部から続く住宅地での災害の多さは、単に大雨が降っただけでなく
人為的な原因が非常に大きいのです。

また、都会周辺の川は、殆どが下水道化し、本来の川の役割は全く無く、

単なる下水を海に流すだけの放水路と化しています。
その為、山から海、また、都会から川への雨水の流れは常に激流と成り
毎年多くの災害を呼ぶ原因と成っているのです。

災害が起こらない様に行うと言う治水事業は、あくまで人間本位の事業であり

いつまでも自然を封じ込めると言う、自然に対して横暴な考えが見られます。
山や川、そして、海が本来私たち人類にどの様な関わり合いを持ち、どれだけ
豊かな恵みを与えて来たかと言う事を無視して、目先の対策を講じている事が
いつまで経っても、悲しい災害を生む原因とも成っているのです。

かつて、日本列島改造計画と言う、人間の欲望丸出しの政策が成された事で

日本中の自然がぼろぼろになったのですが、今や、日本人の考え方を大幅に
改造しなければ、私達は未来永劫、災害から逃れる事は出来ないのです。
自然に生かされているにも関わらず、自然を破壊する行為を続ける事は
やはり人類は、地球にとって最悪の生き物と言っても過言ではないです。

地球の生き物達の頂点に立っているというのは、明らかに人類のおごりであり

地球の生き物からすれば、悪魔の化身としか言いようが無いでしょう。
しかし、どんなに私達が地上に君臨していると言っても、生き物として
地球からの糧を得なければ生きてはいけない事実が有ります。
その糧を得られない様にする私達人類の生き方が一番の問題と言えるのです。
私達人類が、本当に、この先も、この地球上に存在できる為にも
私達を生かしてくれている自然に対し、利用するだけでなく、
元の豊かな生き物達の宝庫と成るべく、私達自体の生活を変える事が
人類が生き延びる唯一の方法とも言えるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンル:
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